興正寺は下京区の堀川七条、西本願寺の南隣にある浄土真宗・真宗興正派の本山寺院である。
この寺院は元々は西本願寺の脇門跡であったが、1876年(明治9年)に真宗興正派として独立した。
寺伝よれば宗祖・親鸞聖人は1212(建暦2)年、越後流罪から赦免され京都に帰り、山科に草庵を建て「興正寺」と名づけた。
その後、親鸞聖人はこの寺を弟子に任せ、「阿弥陀仏」の本願を広めるため安御に旅立ったとされる。時の天皇から「興隆正法」の勅願を賜り、寺号を「興正寺」したという。境内の紅梅が今見ごろを迎えている。
興正寺の梅の木は山門の左右にあって左側が白梅、右側が紅梅となっている。今、右側の紅梅が満開となっていて八重の桃色の花びらが妖艶さを増している。朝は冷え込んだが青空が広がり寒さが和らいだ日中、訪れた参拝者・観光客が梅の香りを匂いだり写真におさめたりしていた。
白梅はまだ三分咲程度で春の訪れがもうすぐそこまで来ている。
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