JR湖西線・近江今津駅から小浜行きのJRバスに乗車、商店街の中を走り高島高校を左折、国道303号若狭街道、「ざぜんそう前」への停留所まで約7分、国道を横断、左側に入った竹やぶの中の湿地「ザゼンソウ群生地」に10分足らずで到着した。
今津のザゼンソウは湿原に約3000株が群生していて、別名・ダルマソウともいい多年草で、僧侶が座禅をしている姿に似ていることから「座禅草」と名付けられたという。高さは10~20cmでサトイモ科の植物で2~3月に褐紫色の包に包まれた花が咲いている。
民家も建ち並んだ竹林の湿原帯に自生していた珍しい植物は、1981(昭和56)年、今津中学校の生徒が理科授業の観察時に発見したという。その後大切に保護され、今では毎年、早春の頃に群生地に花を咲かせている。
この珍しいザゼンソウは花を咲かせる際、30度近くまでも発熱する不思議な植物で、外気温がマイナスに下がっても肉穂花序(にくすいかじょ)は25度近くに保たれる。ことしも雪の中に頭をのぞかせているザゼンソウの発熱で周囲が円形に雪が融ける姿が見たいものだと期待していたが自然環境にはかなわない!
「今津ザゼンソウまつり」は地元ガイドとともに今年、3月10日(日)に「ザゼンソウウォーク&学びの集い(学びの集い200円)」(1000円)や「ざぜん草交流市」が開催されるという。来年は雪のあるときにザゼンソウを見たいものである。
<今津ザゼンソウ群生地>
ザゼンソウ群生地 無料
住 所:滋賀県高島市今津町弘川
電 話:0740-22-2108 (びわ湖高島観光協会今津支所)
交 通:JR近江今津駅~小浜行き、ざぜん草前下車、徒歩すぐ
駐車場:有り 障害者・可
0 件のコメント:
コメントを投稿