2008年11月30日日曜日

小畑川畔のもみじ








初冬を迎え霜の降りる頃になった。
自然豊かなニュータウンは、犬を連れた人たちやジョギングの人たちが小畑川畔で散歩だった!
ケータイを手にカワセミを追いかけているご婦人にも遭遇した。
だが、カワセミは素ばっしこい、どこかへ飛んでいった。









川縁をよく観ると子ガモがスイスイ泳いで何かを食べている最中だった!

歩くたびに落葉がカサコソと鳴った!
小畑川のもみじが黄、赤、橙、緑色などスターのようにライトアップに照らし出された!
散歩しながらしみじみと一人、紅葉を愛でた…

2008年11月26日水曜日

ふれあい卓球バレー大会

ここ左京区高野に京都市障害者スポーツセンターがある。
水泳のプールが主だが、障害のある人々のスポーツ・レクレーション活動の推進拠点として、健康維持・増進、社会参加を促すため障害のない人々の共同利用による交流の場として設置された。
この大会には以前、第11回、12回クラブチーム、京都リハビリ友の会から出場したことがある!でも私は3・4年間はスポーツセンターにはご無沙汰だった。
第17回ふれあい卓球バレー大会として社団法人・身体障害者団体連合会や、手をつなぐ育成会、スポーツ振興会、財団法人・スポーツ協会が主催だった。
老若男女、たくさんの障害者の方が思い思いに集つまった大会、これが交流だ!

会長、伊吹文明氏からあいさつがあった。
私は西京区からの参加である!
競技方法は一般、施設、学校の3部門別に予選リーグを行い、順位決定戦(トーナメント)で行う。
一般の部の予選リーグは2試合戦う!が、卓球バレーの練習もなしで勝てるわけがない!
応援虚しくことごとく敗れ散った!
しかし、参加するだけでも良い!
そしてそこから交流が生れるのだと思った!
外は初冬の雨が寒々しく降っていた…

2008年11月23日日曜日

京都洛東・真如堂

バス停を北へ、角を曲がると真如堂の石碑があった。


急な坂道である!
自宅前で打ち水をしてた伯母さんが、「真如堂へ行くのなら右へ…」とご親切に云ってくださった!
そう言えば、東参道(裏口)となっている。
正面入口へと向かった。

真如堂は比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺。
正しくは鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺と言う。
今から千余年前、永観二年(984)比叡山の僧、戒算上人が本尊・阿弥陀如来立像を安置したのがその始めである。
多くの念仏行者の信仰を集め、また庶民、とりわけ女性の篤い帰依を受けていた。しかし、応仁の乱(1467)の戦火で消失した。ご本尊は難を逃れ比叡山・大津など市内数箇所を転々した後、元禄六年(1693)ようやく旧地・現在地・洛東に再建された。
本尊をはじめ、伽藍の多くは、この頃造立されたものであるという。
境内を一巡した。とりわけ紅葉は、見応えがあった!
春は、春日局お手植えの「たてかわ桜」松の皮にている…フォト参照や菩提樹の木。
真如堂は、桜の木も多く花見シーズンもよいと思った!

三重塔、宝暦年間(1751~1763)に建立、文化14年(1817)に再建。
昭和9年に修理が加えられた。高さは約30㍍。
また床机が並び、抹茶や甘酒の接待が行われる「茶所」、湯茶を接待するための建物ではなく、建物の中心に仏間があり、一光三尊の善光寺如来の御分身がまつられているのだ。
元山大師堂も礼拝。元禄9年(1696)建立だった。真如堂は拝観料500円、身障者は無料、なかに入った!
縦6㍍横4㍍の大涅槃図は見事な物である!また、文殊菩薩は“獅子”の台座に祭られていた!
真如堂には安部晴明にまつわる「閻魔大王蘇生金印傳」と云う話が伝っている!



お十夜十日(十夜別時念仏会)が11月5日~15日まである。
中風よけの小豆粥の接待もある。一説によると「おじや」というのは「おじゅうや」がなまったものとか?

また、離れには襖絵や「涅槃の庭」があった。“大文字山”を借景に望む処があった。 大文字さんを見ているとかなり多くの登山者の列だった!
私の自宅には『真正極楽寺(真如堂)第五十四世貫主 竹内長敬大僧正』直筆がある!
帰り際、飼いネコ(白黒)が境内に現れたが…10分ほどでいなくなったのだが、ネコさんも紅葉を観に来たのだろうか…

拝観時間:午前9:00~午後4:00
拝観料:500円(身障者:無料)
京都駅市バス5番で35分、真如堂前下車、徒歩5分

2008年11月20日木曜日

西山宮門跡 善峯寺


京都・洛西、西山の中腹に善峯寺がある。
私の住いしてる洛西ニュータウンからでも見える!
紅葉が綺麗になったので善峯寺に出かけた。
実は善峯寺には初めてのお参りだ!
阪急河原町線、東向日駅から阪急バス朝9:00乗車。
乗客は殆どが善峯寺へお参りに行く人たちで超満員だった。約30分で到着した。
善峯寺と云えば、高台にある!
バスを下車して直ぐ、近道のよしみね参道に入った。
しかし、急な登坂だ!45度それ以上もあるのではないかと思った!
手摺りが取り付けられているから好いようなもの…頑張って登った!
一緒に登っていた見ず知らずの老夫婦が言っていたが、「この坂を上るからこそ、ご利益ある!」本当だと思った。何度か休憩を取りながら、やっと山門に着いた!
迎えてくれたのは紅葉だった!色鮮やかだった。

桂昌院ゆかりの寺で、境内敷地は3万坪(10万㎡)京都・大阪北部が眼下に一望出来る。
回遊式庭園になっていて一周約40分で観られる。
天然記念物の「遊龍の松」で有名でもあるが樹齢600年、五葉の松。平成6年松くい虫にため15㍍あまり切り、現在39㍍“日本一の松”だ。とてもデジカメには入りきれない長さである!
また、山門は元禄5年(1692)316年前、桂昌院によって再建された。楼上の本尊・文殊菩薩(三人寄れば文殊の知恵…)がある。
本堂にも参詣した。西国二十番札所・洛西一番札所、本尊は十一面千手観世音菩
仏様にお供えするお香水も頂いた!
長寿の
ききめがあると伝わる。









「釈迦堂」
明治18年(1885)建立。紅葉が素晴しかった!
奥の院「薬師堂」は元禄14年建立。眺望は絶句した!

いま寺宝館では、徳川五代将軍綱吉生母“桂昌院”ゆかりの品、特別公開期間中…
寺宝館近辺では西山借景の紅葉が一段と映えて美しかった!
由緒あるお寺がこんな身近な処にあったとは…帰り際バスの時間が切迫!名も知らぬご夫婦が声を掛けた!「危ないから、気を付けてと…」ご主人が同じ様な病か?「ありがとう」 といって転げるように下りた!
バスの中での会話では皆「満足、満足…」と菩薩や如来ようなにこやかな顔をしていた!
襖絵・遊鯉龍門圖、俳優の片岡鶴太郎特別展も開催されている。

なお、拝観時間午前8時から午後5時まで。
交通機関は阪急バス(善峯寺行き~約30分→善峯寺バス停下車徒歩10分)

バス時間、インターネットで調べた方がよい!
お弁当持参の方がよい

2008年11月18日火曜日

カラスの大群







洛西ニュータウンは緑豊富なところ!
近くの大蛇ヶ池にも野鳥やスズメやカラスもたくさん住んでいた。
『カラス~なぜ啼くのーカラスの勝手でしょ~!』の、お馴染みの唄が聞こえて来た!
夕暮れが迫るころ一羽二羽三羽、家路に戻るカラス。
カラスの群れたちが住処に帰ってくる!
その、竹林の一角が住処だ!
暮れなずむころカラスたちは乱舞する!
カァ~カァ~お喋りしながら…




柿の実が赤く彩ついて、落葉が風に舞っている!
日没が早くなり5時過ぎには夕闇の中…カラスたちはどんな夢を見るのでしょう!

2008年11月13日木曜日

オオモリサンバレイ










兼ねてから予約を取っていた京都市北区の「オオモリサンバレイ」に行く日が来た!
絶好の行楽シーズン、9時集合場所に送迎バス到着。
私は京都市洛南身体障害者福祉会館、パソコン教室でお世話になった仲間の面々とRaku-pc-clubを作っている。
161号線(周山街道)高雄を経て北山杉の里資料館を左手に見て、小野郷を右折、約一時間で到着した。オオモリサンバレイは3回目だが、いつ来ても爽やかな空気と鮮やかな紅葉。北山杉の緑・ススキが里山のイメージアップしてくれる!
グランド・ゴルフ場は少し高台にあり変化に富んだ天然芝2コース他にもあり無料、グランド・ゴルフは適度な運動と最適だ。送迎も無料。





おもてなしはと言えば、開放された旧家の大広間。それに鍋料理、都会で味わえないくつろぎがある。 酒を酌み交わし(飲まない人も数人もいたが…)鍋を囲み談笑した!
それにしても、ときの経つのはあっと言う間である。

お土産を(山菜すし)いただいて帰路中、飲んだビールが眠気を誘った。

小春日和だった山里にも冬の足音が近いと感じた…

2008年11月9日日曜日

京都ヒューマンフェスタ2008

会場の、みやこめっせ(京都市左京区岡崎)では11月8日(土)9日(日)の2日間世界人権宣言60周年kyoto2008と題してー人権のメッセージ 今日から(京)~明日へ(地球)ーが始まった。
小雨降る中、私はみやこめっせに到着したのは午前9時30分。
10時から幕を開けた!
京都地方法務局長や知事・市長三氏の挨拶。
無差別殺人事件やストーカー行為、セクシャル・ハラスメント、また全国3万人もの自殺者・いじめや差別等々『すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である』世界人権宣言60周年に当って京都アピール人権教育・啓発を推進している。
私のお目当ては11時10分から元巨人軍・大リガー投手だった桑田真澄さんのトークショーだ。
司会者と共に桑田さんは現れた。
トークショーだったけれど質問コーナーに変った!
500もある席が満杯、立見席も混雑していた!質問者には桑田さんから色紙のプレゼントが用意されていた!
『努力』の言葉とサインが色紙には書かれていた。

桑田さんは野球一筋に今日まで来たが、表の努力(野球技術…)と陰の努力(トイレ掃除とかあいさつとか…)、陰の努力によって目に見えない力が結果として現れたという!甲子園でも6本のホームランを打っているけれど、そのとき風が吹いてくれた!という。いくら強い当りでも野手の正面ではアウトはアウト、イレギュラーをしてヒットになった事もあった!

野球は2歳の頃から…漫画、「巨人の星」星一徹のようなスパルタ教育な親父!
小学生のころ「いじめ」によって野球をやめたという。
おちこぼれでどうしようもない、子どもだったという!
それが清原さんや清水哲さんというチームメイトが出来て物事見る目が変ったという!幾多の困難にもめげずに踏ん張り通す努力は、勿論、上を見て生きるが、それよりも下を見て歩くこと大切なことだといった。
清水哲さんも頚椎損傷ですが+思考で現在も活躍し生きている!その一方で桑田さんは-思考と謙遜。15年も支え、支えられ誰か人の助けを借りながら皆、生きているのだともいう。
桑田さんの息子「まさき」君は、いま大阪PL校生だ。
部活で野球部に…人を気にするな!人は人、自ずから能力も違う!それより、どれだけ努力をしたかだ。自信の積み重ねだという。わが子には言う!私はスパルタではないと…。

桑田さんは、4月1日生まれだという。K・Kコンビになれて幸せだったという!
この頃は暇なときは、ワインを少々、嗜むと言う!
イメージとしては「だるま」が好きだという。転んでも起き上がる、だるまさんが…

まだ、数年間はユニホームを着ない!
早稲田大学進学かと云われた時、プロ野球に入団。
遅ればせながら大学に挑戦だ!といって満場からの拍手喝采を送られた。
一時間あまりのトークショー、人と人とのつながりで学んだこと、有意義であった。

2008年11月8日土曜日

電動車いす講習会


京都府警察本部の協力で2回目の電動車いすの講習会が開催された。
第一回は10月31日であった。
第二回は11月7日、京都市身体障害者リハビリテーションセンター・地域リハビリテーションセンター協議会・主催に参加をした。
私の周囲にも松葉つえや車いす・電動車いすの利用の方も多くみられる。
右半身マヒした不自由な身体だが現状維持を持ちながらも残された足を大事にしなければならない!が、この先のことは分らない…
職員が私に云った!
車イスに乗らないことにしたらよいが…明日の事はわからない…
安全に電動車いすを利用していただくためにこの講習を習った!
そして、電動車いすにもたくさんの種類があった。
普通型(4,5km/H、6km/H)
手動兼用型(切替式、アシスト式)
【タクシーやバスなど、車イスに電動つけたもので多く見られる】
リクライニング式普通型
電動リクライニグ式普通型
電動リフト式普通型

ハンドル型=【一般に「シニアカー」「電動スクーター」
      京都市では舗装具給付制度では取り扱っていない介護保険利用可能
      価格は358,000円】
婦交さんや職員から注意事項をお聴きして、いよいよ電動車いすに試乗することになったのだが…そう容易くいかない!最初、電動スクーター、それから手動型を試乗するが初心者には注意することがたくさんあった。
坂道や乗車時、段差・傾斜している所、横断歩道、踏切など注意点はたくさんある。先ず、走行中にレバーを強く握ってしまうと電動車いすが停止して動かなくなるのだ!
とっさの時に強く握らないよう注意
乗車時の注意!
小学校低学年の身長(約120cm)になり、視線が低くなり視野も狭くなる。
駐車車両や障害物、交差点、塀際など見通しの悪い場所などは安全を考えゆっくりと進む。
スロープでは、重心が後ろにあるので、急な登坂では「前方に体を倒す」反対に下り坂では「後方に体を倒す」ことをしないと転倒するので気をつけた。
段差では、絶対斜めに進まない!
(真っ直ぐ進むこと)等々…

最近、各地で電動車いすの事故が目立って増えている。
コンビニや職場・レクリェーションなど、足の不自由な人も電動車いすによりお出掛けする機会が一層増えた。より安全な走行を心掛けたいものである!
この講習を受けて、初めて電動車いすに乗ったが、いろいろ考えさせられる事があった。
今ある身体を長く維持するよう心がけねばならない強く感じた。

2008年11月4日火曜日

城南宮・曲水の宴

春3月、枝垂れ梅が香る日、方除の大社とし知られる伏見区の城南宮へ参詣した。秋11月、曲水の宴(・4月29日と11月3日/午後2時)を観た。
平安遷都の際、都の南に国の守護神として創建された。平安時代の頃より交通の要衝でもあり、風光明媚なこの地に「城南離宮や鳥羽離宮」として60万坪の広大な造営であった。現在は1万坪。
歌会や宴、船遊び競馬(くらべうま)など王朝文化の真っ盛り、城南離宮で身を清める慣わしが今も続いているのだ。
また、四季の庭を備えた源氏物語・花の庭は、光源氏の大邸宅「六条院」白川上皇は理想の姿を実現するべく洛南離宮の造営に取り組み、時折々の景色には言葉に尽くせない風情があった。
城南宮・平安の庭、鑓水のほとり、「曲水の宴」が琴の音色とともに厳かに始まった!
平安貴族の装束を身にまとい、公卿や女官に扮した7人が小川のそばに座り、和歌を詠んだ。歌題は源氏物語千年紀「紅葉の賀」だった。歌人は小川で「羽觴」(うしょう)と云う盃の交換風景を偲ばせる!(羽は鳥の羽根、觴は盃の意味)=羽觴は京都御所に伝わるもので、素朴で洗練された味わいもある。
源氏物語で光源氏らが舞ったとされる舞楽「青海波」も披露され一層興趣を添えた。
12:00から待つこと、二時間、曲水の宴も40分ほどで閉幕。
それにも増して一般観光客も大勢だ!

私の周りには東京や千葉県の人も観光に訪れていた…忙しさにかまけ、観る機会もないと言うのは口実だ!
お膝元に居りながら、恥ずかしい…
千年の都・京都、もっと歩こうと思った!
秋天に 紅葉のさざなみ 浮かばせて ひかりのごとき 千年の舞
緑農の 時折り射いる 変貌の 源氏の心 深紅になりぬ