2015年9月30日水曜日

水尾 フジバカマとアサギマダラ2015

JR保津峡から北へ約4㌔ほと愛宕山の麓へと分け入ったところに日本の柚子栽培発祥の地ある。水尾は今、秋の七草のひとつであるフジバカマの原種の植栽を行っているので29日出掛けた。
柚子の里で知られる水尾が、新たな魅力づくりとして、平成22年度から地域の方々と有志のボランティアの皆さんで年々畑を広げ「フジバカマ鑑賞会」として畑の一般開放を行っている。
町おこしの一環として、休耕田3枚を利用し、約2千株以上のフジバカマが栽培されている。

秋風が吹き渡る清々しい快晴の下、ほぼ満開のフジバカマが見ごろになっていた。
フジバカマが見ごろになると、ほのかな香りに誘われて、渡り蝶の「アサギマダラ」が飛来、な、ななっとその数が数千頭だった。
気温25℃前後になるとフジバカマが咲き、それを目指し、乱舞してアサギマダラは来てくれた。
水とマーキングがしてあるのは、水尾の略だという。
アサギマダラは偏食で「ヒヨドリバナやフジバカマ、アザミ」など好んで吸蜜する、蜜に毒性の強い‘アルカロイド’を含んでいる。

アサギマダラはアルカロイドを取りこむことで毒化し「敵」から身を守っているという。

満開のフジバカマに、長距離を移動する「渡り蝶」のアサギマダラが飛来し自然豊かな水尾に幻想的な風景が広がっていた。

アサギマダラのチョウが好んで藤袴にくる、水尾の里は桃源郷だった。
少し風が強いがアサギマダラは藤袴に必死でしがみ付いていた!

秋の七草の一つである絶滅寸前の原種のフジバカマ、水尾の地域の方々が大切に育てられ、渡りをする蝶アサギマダラの乱舞する風物詩となった。
お腹が膨れたからここらで一寸、一休み???
水尾は清和天皇ゆかりの地として、古くは山城と丹波を結ぶ要所として栄えたところといわれている。(9/29撮影)
<水尾 フジバカマ鑑賞会>
日時:平成27年9月25日(金曜日)~30日(水曜日) 午前8時30分~14時
場所:京都市右京区嵯峨水尾地区内フジバカマ畑
入園料:無料
交通: JR嵯峨野線 保津峡駅下車/水尾自治会バス乗車15分(徒歩約1時間)
      ※自治会バス:料金/大人250円/小人150円(定員23名)
         なお保津峡駅8時05分発~13時頃発まで約40分間隔で運行
      ※13時以降は定時便(水尾発14:25,15:50,17:45)での運行。 

2015年9月28日月曜日

みやこめっせ 舞妓舞台

勧業館みやこめっせは、京都の粋を一堂に集めた常設展示場で、産業と文化の融合を目指し情報発信、交流の拠点として誕生した。
笑顔のカワイイ、駒子さん。
京都伝統産業ふれあい館地下1階では、舞妓さんの舞のイベントが2:00(各回 約15分間)と2:30と3:00の3回行われた。
西陣織のだらりの帯。
京都市勧業館みやこめっせは、平安遷都1200年記念事業の一環として平成8年に建てられた。
京友禅染の一重物の振袖。舞妓さんが身にまとう装飾品の数々は、花かんざし、西陣織、京友禅、京扇子などは、長い歴史のなかで培われた、伝統工芸職人の技が光る逸品という。
花かんざし。今日は祗園東の岡とめさんの駒子さんが招かれた。
じつは不肖、筆者も元京友禅の職人であった。
京都の伝統工芸品を広く世に知って頂くため「舞妓舞台」を開催しているという。
日本の美しさをまとった舞妓さんの華やかな舞台が京都にはあった。 
なお(舞い時間は写真撮影は遠慮する事)予約不要で座席も自由、観覧無料である。次回は10月18日(第三日曜日)にである。(9/27撮影)