2018年4月30日月曜日

洛西 ヒトツバタゴ

27日、洛西高島屋東通路の周辺には、真っ白い花が樹木一面を覆い、さながら雪が積もっているのではないかと見違えるように感じた。
今年も一斉に“なんじゃもんじゃ(別名)”の白い花が咲き出し、爽やかな初夏をむかえるころなった。

ヒトツバタゴは希少種のひとつで、日本では絶滅危惧に指定されていて、 明治神宮外苑では、ヒトツバタゴのことを名前の不明な珍木で“ナンジャモンジャノキ”と呼ばれていたという。
同じモクセイ科の「トネリコ(別名タゴ)」に似ているが『一つ葉タゴ(ヒトツバタゴ)』は単葉であり、この和名がついたという。
花を観察すると枝上に円錐状の集散花の配列をつけて、多数の小さな真っ白い花を開き、そよ吹く風になびかせて可憐に咲いている。
花冠は長さ1.5~2cmで深く4裂、裂片は細く初夏の花として、清々しい気持ち与え爽やかな涼風を感じさせる。
秋には、直径1cm程度の楕円形の黒く熟した果実をつける。
人気もない“ヒトツバタゴ”の「なんじゃもんじゃ」のしろい花が満開になると季節も爽やかな初夏が感じられる。
西京区民の木になっているヒトツバタゴは、モクセイ科ヒトツバタゴ属の一種である。 (4/27撮影)

2018年4月29日日曜日

洛南 鳥羽の藤-2018-

26日、京都市上下水道局は鳥羽水環境保全センターはフジの花を一般公開を開催している、開催期間は4月26日(木)~30日(月・休)の5日間、10時から16時まで入場無料で開放している。
だがことしは桜やキリシマツツジ、フジなど一度に咲き出した。
鳥羽の藤棚は全長120mもあり、人気の「藤回廊」とフジの涼しげな紫色のカーテンを楽しんだ。
垂れ下がる中を歩くと甘くほんのりと良い香りがした。
古くから日本人に親しまれ、生活に欠かせない植物で、いまや観賞用となった。
また丈夫な‘つる’は縄の代用としたり篭などの細工、椅子などの家具材料として用いられ、繊維からは衣を織ったという。
白フジは例年は遅いが今が見ごろだった。
垂れ下がる紫紺の花房は吹く風に靡いてキモチ好さそうにしていた。
フジ棚の下に入ると優しい色合いでこころがやすらぐ春の一日だった。
鳥羽のフジ。
鳥羽水環境保全センターは全国4位の規模を誇る広大な敷地を有し、“鳥羽の藤” の名所として親しまれている。
鳥羽の近郊の園児がフジを見に来ていた。(4/26撮影)

2018年4月28日土曜日

岩倉 妙満寺のツツジ

25日、左京区岩倉の妙満寺(みょうまんじ)の山門前の池周辺はツツジの名所としても知られいる。
妙満寺は顕本法華宗の総本山で1389(康応元)年、日蓮上人に帰依した日什(にちじゅう)上人により、六条坊門室町(現在の烏丸五条辺り)に創建した。
山門前の池周辺はツツジの名所としても知られ、花しょうぶ、スイレンなどの花々も植えられており参詣者の心を癒してくれる。
池のほとりは色鮮やかにツツジが咲いていた。
色とりどりのツツジの花の絨毯で広がっていた。
境内にはインド・ブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔、釈迦牟尼仏が覚りを開いたという。
仏舎利塔には仏足石があった。
娘道成寺で有名な‘安珍清姫ゆかりの鐘’が安置されていてる。
妙満寺のツツジ。
ツツジが映って風情があり、ピンクや白、赤紫色のツツジが咲き乱れ何時になく華やかさを魅せている。
本坊の“雪の庭”は、松永貞徳が造園した「雪・月・花」三名園の一つで枯山水の名園とされている。 
比叡山と仏舎利を納めたインド・ブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔と山門、 妙満寺はツツジを観るには静かな穴場である。 (4/25撮影)