2013年3月15日金曜日

洛西 正法寺(しょうぼうじ) の梅林

洛西の正法寺は大原野神社の鳥居が立っている向かい側、赤い欄干「極楽橋」を渡ったところにある。晩秋のころ、ヒマラヤザクラ桜の開花 が話題に以前ブログで紹介した。( http://gottuan7.blogspot.jp/2009/12/blog-post_02.html )
洛西の石の寺、正法寺の梅林はキレイに咲いていた。快晴の日、大原野盆地、正法寺の梅林を観に行った。快晴の日、洛西大原野盆地は遥か遠方に東山連峰を望み、彼方には伏見桃山城も見え、ゆったりとした時間を梅林庭園で過ごすことができて満足した。
今年の春は梅の開花が2週間余り遅れたが綺麗に咲いていた。真紅な梅花。今年の春は積雪で西山の凍てつく巌冬は寒く、梅の花の開花も遅くなったがお彼岸も近くなり梅花の芳香がする季節になった。
一重の早咲きの紅梅。真言宗東寺派に属する正法寺は、智威(ちい)大徳がこの地で修練を行ったことに始まる。真言宗東寺派に属する正法寺は号を法寿山といって、奈良の唐招提寺を創建した鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟で、754 (天平勝宝6) 年に鑑真和上とともに唐から来朝した智威(ちい)大徳がこの地で修練を行ったことに始まる。
八重の淡い桃色の梅花。空の青と真紅の梅花。古くは春日禅房と呼ばれ延暦年間24年の間、伝教大師(最澄)が智威の威光を世に示すため、大原寺という寺を創建した。
真言宗東寺派に属する正法寺は、「西山のお大師さま」と親しまれている。極淡い桃色の梅花、芳香が漂った!応仁の乱の戦火で焼失したが、江戸時代初期に恵雲・徴円(ちょうえん)律師により正法寺として再興され、『西山のお大師さま』として古くから親しまれてきたという。
徳川綱吉の母、「桂昌院」の帰依を受けて、徳川家代々の祈願所となった。寺宝は、本尊の聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)は平安時代初期の弘法大師42歳の作と伝えられている。元禄(23年間)時代には、徳川綱吉の母、桂昌院の帰依を受けて、徳川家代々の祈願所となった。
春日お不動尊、もう直ぐ枝垂れサクラも咲く・・・。梅の老木があり、綺麗に花を咲かしていた。寺宝は本尊の聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)は平安時代初期の弘法大師42歳の作と伝えられ菩薩像は厄除消除として古くから信仰されている。いずれも弘法大師が、弘仁時代(14年間)に三面千手観世音菩薩立像(重文)で、鎌倉時代の作で丈2.60 m余りで化仏を本面の左右に配した彫刻をされ全国でも珍しい形である。 1346(貞和2)年の銘がある地蔵菩薩や鎌倉時代初期の両界曼荼羅など畳一畳大ほどの涅槃図などの仏画もある。
正法寺は「石の寺」となって、全国各地から集められた名石、「宝生苑」には「鳥獣の石庭」がある。正法寺の多宝塔。観梅の時季、梅林庭園で梅の花を愛でた。 (3/11写真撮影)洛西大原野散策へつづく・・・。
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<正法寺>
住  所:京都市西京区大原野南春日町1102 TEL:075-331-0105
拝観時間:8:30~17:00
拝観料金:大人300円(障害者200円)
駐 車 場:無料あり
交  通:阪急京都線桂駅・市バス西口~臨西2番で「南春日町」下車徒歩15分          阪急京都線:東向日駅/JR向日町駅から「南春日町」下車徒歩15分

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