真言宗東寺派に属する正法寺は号を法寿山といって、奈良の唐招提寺を創建した鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟で、754 (天平勝宝6) 年に鑑真和上とともに唐から来朝した智威(ちい)大徳がこの地で修練を行ったことに始まる。
寺宝は本尊の聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)は平安時代初期の弘法大師42歳の作と伝えられ菩薩像は厄除消除として古くから信仰されている。いずれも弘法大師が、弘仁時代(14年間)に三面千手観世音菩薩立像(重文)で、鎌倉時代の作で丈2.60 m余りで化仏を本面の左右に配した彫刻をされ全国でも珍しい形である。
1346(貞和2)年の銘がある地蔵菩薩や鎌倉時代初期の両界曼荼羅など畳一畳大ほどの涅槃図などの仏画もある。
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<正法寺>
住 所:京都市西京区大原野南春日町1102 TEL:075-331-0105
拝観時間:8:30~17:00
拝観料金:大人300円(障害者200円)
駐 車 場:無料あり
交 通:阪急京都線桂駅・市バス西口~臨西2番で「南春日町」下車徒歩15分 阪急京都線:東向日駅/JR向日町駅から「南春日町」下車徒歩15分
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