2013年3月14日木曜日

北野天満宮 梅苑  

 「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな」と詠まれた文道の大祖・道真公の遺作の句が楼門(重文)に懸けられている。 通称、北野天神さんとも呼ばれる北野天満宮は、全国各地から学問の神として多くの受験生らの信仰を集めている。
三光門左側には白、赤、桃色の三色の梅がならんでいる。楼門入った正面に梅の花が満開に咲き誇っていた。ことのほか梅を愛された、上京区今出川通と御前通が交差する北西角にある社で祭神は菅原道真公、神紋は「星梅鉢紋」である。
社殿の左側の八重紅梅。楼門に咲く八重の白梅。道真公は幼少のころより学問文才に勤しまれ、「和魂漢才」の精神をもって朝廷の官吏として活躍された。
社殿西側の梅の花。入り混じった紅梅と白梅。代々文道をもって朝廷に仕える家柄で33歳の若さで文章(もんじょう)博士、55歳で右大臣まで昇進した秀才だった。
京都は3/9~20まで「和装」を装った方を招待する!一重の白梅。政的ライバル藤原時平とともに従二位に叙せられたが、藤原氏から妬みを受け、策略陰謀により太宰府に左遷させられた。その大宰府(福岡県)で延喜3(903)年2月25日59歳にして亡くなった。
苑内を梅とともにそぞろ歩く・・・。約2万坪の境内に50種約1,500本の梅の木がある。この縁により、毎月25日を縁日として遺徳をしのび、特に祥月命日に当たる2月25日は「梅花祭」と称して神事の祭事が厳粛に執行されている。
一重の淡桃色の梅。天満宮境内の西側に豊臣秀吉が都の大改造に取り組くんだ「御土居」と呼ばれる遺跡が残っている。 約2万坪の境内に50種約1,500本の梅の木があって早咲きの梅は12月中句頃からつぼみがふくらみ始め、1月初旬には咲き始めるがことしは寒く梅の開花が遅くなった。
はんなりとした梅の花。梅苑は例年2月初旬から公開され、紅梅・白梅・一重・八重等の梅の花が順々に咲き始めことしは3月中旬ごろまでが最も美しい時期となる。
梅苑につくしとすぎなが芽吹いていた。今日は土曜日(3/9)、境内一円、春を告げるかのように梅の花が咲き始めた。
観梅日和となって、たくさんの参拝者や観光客は芳香がただよう梅の花を愛でていた。梅苑(有料)の特設・茶会席では、お天気も好く観梅日和となって、たくさんの参拝者や観光客は芳香がただよう梅の花を愛でていた。 (3/9写真撮影)
<北野天満宮>
住  所:京都市上京区馬喰町 ・電話:075-461-0005
拝観時間:境内拝観自由9:00~17:00
拝 観 料:宝物殿300円 、梅林苑600円・障害者手帳割引あり   
休  日:無休
交  通:市バス「北野天満宮前」下車3分      
・毎月25日は天神市(7:00~21:00)

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