2014年4月30日水曜日

牡丹の乙訓寺2014

牡丹の乙訓寺へは阪急電車「長岡天神」駅より北へ徒歩で約1,5㌔の道程で草花を摘んで散歩するのに最適な感じがした。
本山の「長谷寺」から贈られた二株からスタートした。真言宗・大慈山「乙訓寺」は、弘法大師ご在住の寺だった。長岡天神八条ケ池の北側「長岡京記念文化会館前」より100円でシャトルバスが運行している。
寺伝によると推古天皇勅願・聖徳太子創建となっている。 同寺の牡丹は見ごろを迎えている。長岡京市にある真言宗・大慈山「乙訓寺」は、弘法大師ご在住の寺としても、牡丹の寺としても多くの人々に親しまれている。
その創立は古く今を遡ること七世紀頃、寺伝によると推古天皇勅願・聖徳太子創建となっている。
聖徳太子は、この地に木像の十一面観世音菩薩像を本尊とする伽藍を建立した。
乙訓寺は表門から本堂まで、松の並木が美しいところだったいう。 黄牡丹はやや遅く咲く・・・。現在では大和長谷寺を本山とする真言宗の寺として知られている。
四月下旬から五月上旬にかけて牡丹が花ひらき、これに前後して、つつじも咲き陽春は花の寺と様代わりする。
同寺の牡丹は、1940(昭和15)年、本山の「長谷寺」から贈られた二株からスタートし、永い間住職が丹精込めて育て、いまや30品種2000株にもなり関西のボタン寺との異名がつくほどになった。
地名発祥の地とされる「おとくに」、以前の、表門から本堂まで続く松の並木が美しいところだったいう。ところが1934(昭和9)年、室戸台風で松並木が倒木し多大な損害を受けた。
長谷寺第68世能化(住職)海雲全教和上が境内の被害を耳にし、本尊への供花・荘厳花、参拝者にしばしの安らぎを念じられ、多年長谷寺愛育の牡丹二株を寄進されたのが乙訓寺の牡丹の始めである。
境内は色鮮やかな赤や紫・白に黄色等など美しい大輪の牡丹を咲かせて私たちの目を楽しませてくれている。
ゴールデンウィークは見ごろを迎えて大勢の参詣者や観光客が牡丹を目当てに同寺を訪れる。
写真撮影はOKだが一脚・三脚使用は禁止、スケッチ等もお断りになっている。続いて南区の鳥羽の藤を観賞する。(4/27撮影)
<乙訓寺の牡丹>
住所:京都府長岡京市今里3丁目14-7 
電話:075-951-5759
時間:8:00~17:00 (最終入山16:30)
入山料:500円 ・障害者400円
交通:阪急京都線「長岡天神」駅下車、徒歩約20分    
         阪急バス「薬師堂」バス停徒歩約5分

2014年4月28日月曜日

キリシマツツジ2014 長岡天満宮

27日、長岡京市にある牡丹の乙訓寺とキリシマツツジで有名な天満宮の八条ヶ池を訪ねた。 長岡京市の乙訓寺の牡丹や天満宮キリシマツツジもシーズンがほぼ同じ時季でどちらも満開になっていた。
八条宮智仁親王が、境内の東側に“八条ヶ池”を築造された。
八条ヶ池のキリシマツツジは、樹齢100~150年位と推定されておる。天満宮八条ヶ池のキリシマツツジは、樹齢100~150年位と推定されており、約100株が植えられていて市の「天然記念物」に指定されている。
太鼓橋とキリシマツツジ。
今が見ごろのキリシマツツジ。江戸時代に当地一帯を領した「八条宮智仁親王」が、境内の東側に“八条ヶ池”を築造された。
こんもりと茂った天満宮のキリシマツツジ。
皇室の崇敬が厚く、天満宮の東側に、南北に細長くのびるこの池は親王にちなんだもので、翌年境内周囲に堀を掘ったと伝わっている。
以来今日まで農業用の溜め池として利水され、外周は約1㎞、貯水量は約35000トンもあり八条ヶ池は農作物に潤いを与えている。
老舗料亭・錦水亭の張り出しお座敷。
鳥居と太鼓橋と映えるキリシマツツジ。
豊かな八条ヶ池を二分する中堤は、今も参道として使われており、真ん中の石の「太鼓橋」は加賀百万石の前田候の寄進という。
水面に浮かぶ大小の数寄屋造りのお座敷。
キリシマツツジは、九州南部にある霧島山に因んで「霧島ツツジ」と名付けられ、野生に近い品種で、大きく株別れしており高さ2.5m~3mにもなるという。
風光明媚な池畔には1881(明治14)年からの老舗料亭・錦水亭。
がぁ~がぁ~と鳴く黒鳥、カメさんは日向ぼっこをしていた!八条ヶ池のキリシマツツジは有名で、その見事な緋色の回廊は我が国随一と言われ、花の満開の季節には多くの参詣者や観光客で賑わっている。
八条ヶ池に映える真紅のキリシマツツジ。風光明媚な池畔には1881(明治14)年からの老舗料亭・錦水亭の張り出しお座敷があり、水面に浮かぶ大小の数寄屋造りの建物と周囲の自然豊かな景観が見事に調和している。
長岡京名産の竹の子料理を食べながらキリシマツツジを鑑賞することができる。
中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋を含む一帯は、「八条ケ池ふれあい回遊のみち」と名付けられた。真紅の花を咲かせる「キリシマツツジ」は、壮大で周辺はツツジの花を求めて訪れる観光客・参拝者も多く中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋を含む一帯は、「八条ケ池ふれあい回遊のみち」と名付けられ、人々に親しまれている。牡丹の乙訓寺へつづく・・・
<長岡天満宮・八条ヶ池キリシマツツジ>
場所:京都府長岡京市天神二丁目15-13 
電話:075-951-1025
拝観:自由
交通:阪急電車「長岡天神」駅から徒歩約5分    
        JR「長岡京」駅から徒歩約15分

2014年4月27日日曜日

宇治 平等院

京都府宇治市にある平等院に出かけたが宇治橋上から見る山河の景色が素晴らしく美しかった。宇治の地は源氏物語の「宇治十帖」の舞台であり、平安初期から貴族の別荘が営まれていたという。
宇治の地は源氏物語の「宇治十帖」の舞台がある。
椿の花はヒカルゲンジ。光源氏のモデルとされている左大臣源融(みなもととおる)の別荘が平等院の前身で融の死後、宇多天皇の別荘となり、さらに天皇の孫の源重信(みなもとしげのぶ)へ移った。
店の軒先に飾られたフジの花。
平等院表参道商店会。その後、仏寺(別荘)を「平等院」に改め、藤原道長が譲り受け別荘「宇治殿」となり藤原氏ゆかりの寺院である。
藤原道長が譲り受け別荘「宇治殿」となり藤原氏ゆかりの寺院である。
しだれ桜と阿字池と鳳凰堂。永承年間は末法初年に当たるとされ、末法思想が貴族や僧侶らの心をとらえ極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行、天喜元(1053)年には阿弥陀堂(鳳凰堂)が落慶した。
阿弥陀如来坐像が安置されている。
色鮮やかになった平等院鳳凰堂。堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさを極めたとされている。 その信仰のもと建立されたのが阿弥陀堂、現在の鳳凰堂である。
右側の鳳凰にカラスが・・・。
その後頼道一族の手によって法華堂・経堂など、堂塔が加えられ壮麗な境内は「極楽いぶかしくば宇治のみてらをうやまへ」と讃えられた。また1336(建武3)年には、楠正茂軍の戦火をうけて鳳凰堂・観音堂・鐘楼を残し、多くの寺宝や堂塔が失われた。
境内へ入ると左手は「観音堂」、順路に沿って進むと池(阿字池)を挟んで鳳凰堂(阿弥陀堂)の正面になり、「十円」銅貨の図柄と同じ光景を目にすることができる。
青サギは一点を見つめてピクリとも動かない・・・。また日本三名鐘の一つに上げられている梵鐘(国宝)もある。さらに平等院塔頭・浄土院、不動院、最勝院と続き境内を一周できる。
拝観出入口にある藤棚。白フジ。平等院ミュージアム鳳翔館は、国宝や重要な宝物が展示してあり、阿字池の向こうは現世を離れ、極楽浄土のなかへ入ったような感じがし、一千年来の藤原文化の精華を今日に守り伝えて世界遺産にも登録されている。

大規模な剪定を行なったため昨年と今年も花をつけない・・・。
快晴の24日、4年ぶりで鳳凰堂の樹齢約200年以上といわれる平等院の藤を観に行ったが大規模な剪定を行なったため昨年と今年も花をつけない・・・
宇治川の渡り、遊歩道を作るとか・・・。
残念ながらフジは観られなかったがしだれ桜があった。国宝・平等院鳳凰堂は尾廊部分を除き3月末日で修理が完成、今年4月1日より美しい姿を見せた。(4/24撮影)
<平等院>
住所:京都府宇治市宇治蓮華116 
拝観:午前8時30分~午後5時30分
拝観:大人600円 ・障害者300円    ・なお「鳳凰堂」別途拝観料必要
電話:0774-21-2861
交通:京阪宇治線「宇治」駅下車徒歩10分    
        JR 奈良線 「宇治」駅下車