gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2013年3月3日日曜日
京の流しびな 下鴨神社
3日、左京区下鴨神社で「京の流しびな」の神事が11:00から営まれ、市民や観光客が見守る中、平安装束の束帯(そくたい)と十二単(ひとえ)の正装の男女が桟俵(さんだわら)の小舟に乗せた人形を境内の御手洗川に放した。
子どもたちの健やかな成長を祈る恒例の「流しびな」は3月3日、桃の節句に下鴨神社の境内を流れる御手洗川で行われた。
子どもの成長を願い御手洗川に流すと心が清められ、すべての厄はのがれられると言い伝えられる。
流しびなは、日本古来の伝統行事で人形に災厄を託し、川や海に流すことによって厄祓いする習慣から始まった。
京の流しびなの桟俵は、赤衣に金の袴烏帽子、簡素な白梅模様の可憐な夫婦雛、和紙で着物を作り、顔は土を丸め胡粉を塗った素朴な人形に願いを込め、御手洗川に流し女の子の無事な成長を祈った。
女の子が生まれたら無事大きく育つことを願い、ひな祭りへと変わりつつ、現在でも流し雛の風習は各地に残っている。
御手洗川前には、平安貴族の公家(くげ)の正装・束帯姿と十二単正式名は“五衣唐衣裳”(いつつぎぬ、からぎぬ、も)の衣装で男性と女性が行事に参加していた。
祇園宮川町からは二人の舞妓さんが春の装い!であった。京都タワーのマスコット・たわわちゃんが愛嬌たっぷりに桟俵の流しびなを御手洗川に流した。
続いて、近くの園児らが流しびなを流した後、元気いっぱいに「あかりをつけましょ~ぼんぼりに・・・」と合唱した。
御手洗川前では、大勢の参拝、観光客が次々と大小の桟俵の乗せた「人形(ひとがた)」を川面に浮かべながらゆっくりと時間は流れていった。 川面は色鮮やかな桟俵の人形で美しく彩られていてた。境内の橋殿に飾ってある七段飾りの雛人形を記念撮影、「京の流しびな」の行事は、京人形商工業協同組合の主催で当神社で第25回目を迎えた。 「桃の節句」“京の流しびな”は、長い歴史と文化が年月を経ても春の風物詩になっている。つづく・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿