2016年8月31日水曜日

フニーバオバブとアフリカバオバブ

30日午前、府立植物園の北山門で、係員から温室で2種類のバオバブの花が相次いで咲いたと、仰って写真を見せられた。 これは観る機会があると信じ10:30ごろ温室のなかに入って観賞、通常高さ4~5mの小型のフニーバオバブという。
しかし4~5mも高く、樹木の上で咲く美しいフニーバオバブを見た。
アフリカ南東部、マダカスカル原産のアオイ科のフニーバオバブは、2001年に同園に移植、15年後に今年初めて開花したという。
花は夜に開き、寿命は1~1.5日で、葉脇に1個がつき、鮮やかな黄色~橙黄色で、横向けに咲いていた。萼の内側は赤く、開花後はクルクルとカールするという珍しいバオバブを見た。
童話「星の王子さま」にも登場するアフリカバオバブは、この日は珍しく三つ同時に咲き、独特な甘い匂いを漂わせていた。
花は、下向きに咲き、真っ白な5枚の花弁の中央から丸く房状になった雄しべが下がり、その中央に雌しべがあり、夜に開花し翌日の昼ごろには落下するという。
今日30日は府立植物園でフニーバオバブや珍しい三つのアフリカバオバブの花を観賞した。(8/30撮影)

2016年8月30日火曜日

市動物園 アミメキリンの赤ちゃん誕生

28日、左京区岡崎京都市動物園で、アミメキリンの雄の赤ちゃんが誕生したというので行った。赤ちゃんは26日午前10時ごろ、父親のキヨミズ(16歳)と母親のミライ(15歳)の第6子として誕生したという。
健康状態は良好で、27日から一般公開、昨年生まれた雄のアラシ(1歳)の時とほぼ同じ体長で約180cmある。
アミメキリンはアフリカのサハラ砂漠以南のサバンナ地帯で生息していて、通常1頭の雄に2~3頭の雌と、その子どもたちで群れを作って住んでいるという。
雄と一緒にいる場合、通常1.5~2年の間隔で出産し、妊娠期間は約450日で体高1・7〜2m、体重45~70kgの子どもを1頭出産するという。
赤ちゃんキリンはまだヘソの尾が付いたまま、お母さんキリンとスキンシップした。
塀越しからお父さんのキヨミズも来て、可愛いと赤ちゃんにスキンシップをした。
アミメキリンは野生では、木の葉や小枝などを主に食べている。
お父さんから「よくやったなぁ~、お母さん」と労いのご褒美?ホッペにチューをした!
お母さんは「やめてょ~あの子は見てるわょ!」といって赤ちゃんは屋内を活発に動き回り、母親も寄り添って面倒をみていた。
お父さんのキヨミズは今度は赤ちゃんをスリスリ、スキンシップをしていた。今後、赤ちゃんの愛称を募集する予定である。
本園では去年3月15日に誕生した「嵐(アラシ)」で国内では昨年末時点で53施設で143頭(雄65頭、雌78頭)が飼育されている。(8/28撮影) 

2016年8月29日月曜日

ギオンコーナー「佐志郎ゆかた会」

28日、祇園歌舞練場隣のギオンコーナーで午前9:30~午後16:00、今藤佐志郎さんの指導のもと、長唄のゆかた会があり、入場無料でこんな催しがあるのを初め知って出かけた。 ゆかた会は今藤佐志郎さんによる発表会で、舞姿は拝見しているが長唄・三味線姿は見たことがなく貴重な日だった。
開演は早く、まず登場した舞妓さんの小ふくさんが、浴衣姿で演目は「岸の柳」の謡で、澄んだ歌声で聞き惚れた。
続いての演目は「末広狩」、小ふくさんと小はるさんの謡、三味線は小えんさん。
京の四季は初々しいふく珠さんとふく英(はな)さんの謡で、お仕込みの三味線で将来が楽しみだ。
お次の演目は「都鳥」、小はるさんとふく英さんの三味線で演奏。そして「供奴」をふく兆さんが前を向いて演奏した。
お次はふく苗さんが三味線で「鞍馬山」を演奏。八番目の演目は「松の翁」を小ふくさんが三味線で演奏した。
宮川町芸妓さんの君有さんは、三味で「吉原雀」を演じたが風格があった。
宮川町最後は「越後獅子」だった。上七軒からも四名の芸舞妓さんが出演、演目は「多摩川」勝奈さんは浴衣姿で三味線を演奏した。
お次は「雛鶴三番叟」を芸妓さんの勝音さんが弾いた。
上七軒からの芸妓さんの勝也さん「秋の色種」を演奏、 囃子入り「勧進帳」は素晴らしく迫力も見応えがあり、「里の助」さんの三味線の演奏も大変よかった。
芸舞妓さんたちの堂々たる舞台姿に感服し、日ごろの鍛錬の厳しさを感じた。(8/28撮影)