2018年11月30日金曜日

上七軒 尚舞ちゃんのお店だし

花街 上七軒の置屋・中里さんで27日、14:00から「お店だし」があり、豪華な黒紋付きの着物姿で、尚舞ちゃんは女衆さんとご贔屓筋にご挨拶廻りをされた。
今日の主役、「尚舞」ちゃんは女衆さんとお茶屋さんとご贔屓筋にご挨拶を廻りをした。
正装の黒紋付と扇子を持ち、尚舞ちゃんは、「お店だし」のご挨拶をした。
お店だしとは、少女が晴れて正式に舞妓さんになった儀式することで『舞妓さんデビュー』のことである。
初舞妓さんの「尚舞」ちゃんは、女衆さんと共のご贔屓筋に回り「今後ともおたのもうします」と挨拶した。
舞妓になった「尚舞」ちゃんは「どうぞよろしゅう、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。
晴れて舞妓になるというお墨付きができ“だらりの帯”と“ぽっくり”の音も軽やかに、尚舞ちゃんは女衆さんとご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶を交わした。
置屋さんでは‘お仕込み’ さんと呼ばれ、次段階になる「お店だし」が控えていて、数年後には「芸姑」の‘衿替え’と呼ばれる儀式がある。
中里さんの「尚舞」ちゃんの晴姿。
尚舞ちゃんは「芸妓」になる前の3~4年の修練期間経て一通りの舞や三味線、お囃子などを勉強し、芸妓になるための修業をするという。
一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができず、白粉も三日間は女将さんやお姉さんが付けてくれるという。
中里さんの尚舞ちゃん。
置屋・中里さんの尚舞ちゃんのお店だしがあり、それを取り巻くカメラマンたちの一団で熱が上がり盛り上がった。
上七軒の置屋・中里さんの尚舞ちゃん、今日はご苦労さんでした。(11/27撮影)

観亀稲荷神社 お火焚き祭

27日、祗園東の観亀稲荷神社でお火焚き祭が午前11:00からあったので観に行った。
毎年お茶屋と芸舞妓さんが一堂に会して、お火焚き祭を執り行っている。
芸妓の富津愈さん、舞妓の富千英ちゃんと叶朋ちゃんが会釈した。
境内の涼香さん、富多愛さん、叶若佳さん、富津愈さんは芸妓さん。
観亀稲荷神社のお火焚き祭。
神官からお払いを受ける芸舞妓さん。

古くより祇園東界隈では、「観亀(かんき)さん」と呼ばれて、氏神様と親しまれている。
舞妓の雛祐ちゃん、叶紘ちゃん。
お座敷のため叶朋ちゃんは退席、叶千代ちゃん(左)叶久ちゃん(右)。
神主をお見送りする満彩野ちゃんと富千英ちゃん。
秋の収穫に感謝し、観亀稲荷神社 お火焚き祭は終了した。 (11/27撮影)

2018年11月29日木曜日

岬神社 土佐稲荷の御火焚祭

26日、午前11時から岬神社の土佐稲荷で御火焚祭があったので参列した。 繁華街の岬神社は、農耕や商売・土木・金工など、諸業の繁栄、火難・厄除けなどの御利益がある。
岬神社・土佐稲荷の御火焚祭が行なわれた。
江戸時代初期、祭神の祠は「お稲荷さん」の愛称で親しまれ、土佐稲荷と呼ばれるようになったという。
岬神社・土佐稲荷は土佐藩士のみならず、先斗町の綺麗処や木屋町から町衆が「産土神」として信仰を集めていたという。
江戸時代、土佐藩の藩邸があり、薩摩、長州と並んで幕末政局の主導権を握った武市瑞山、坂本龍馬、中岡慎太郎、後藤象二郎羅の志士が活躍した。
この西側に鎮座する土佐稲荷・岬神社は、もと藩邸に鎮守社として祀られものである。 また例祭は6月10日には、神輿が出るという。 (11/26撮影)