2018年9月30日日曜日

大原野 フジバカマ畑 2018

28日、大原野「フジバカマ畑」に行って旅するチョウ(蝶)「アサギマダラ」を見た。今年で五年目、約1,000㎡の休耕田に希少植物のフジバカマの野生種が見つかり、大原野地域で大切に育てられ1,000株のフジバカマが植えられている。
大原野小塩の地は標高が高く、フジバカマの開花も一足早く、仄かな香りが漂うなか咲いていた。
渡り蝶のアサギマダラが飛来?してくる時期だが、天候が不順ため?十数頭余り・・・。
フジバカマの香りに誘われて飛んでくる‘珍しい蝶’ アサギマダラ。
気温25度くらいになると花を目指して好んで飛来するが、秋雨前線など試練が待っている!
アサギマダラはタテハチョウ科で、暑い季節は涼しい高原で過ごし、秋になると遠く海を渡り、移動をくり返しす「渡り」をするチョウである。
越冬のため、遠く海をこえて2000kmも距離を移動して日本から東南アジアに向うといい、冬を過すと言われてる。
アサギマダラは旅をするチョウで1980年ごろから始められたマーキングという調査方法によって、春は南から北へ、秋には北から南へ、まるでツバメように移動する。
アサギマダラは一頭のチョウが移動を行うのでなく、北上したチョウの子どもや孫などが南下するという。
偏食で、成虫がよく吸蜜する‘ヒヨドリバナやフジバカマ・アザミ’も、蜜に毒性の強い‘アルカロイド’を含み、アサギマダラはアルカロイドを取りこむことで毒化し「敵」か ら身を守っているという。
それでも、まだまだわからないことがたくさんあり、どこを飛んで? どこの国まで? 旅の目的は? 移動先で何を食べているの? などなど・・・。 
大原野はチョウの宝庫、いろんなチョウが秋風に靡いていた。
大原野フジバカマ畑のアサギマダラチョウでした。(9/28撮影)
<大原野 フジバカマ畑>
場所:西京区大原野小塩町=フジバカマ畑
交通:JR向日町駅、阪急東向日駅から善峯寺行乗車下車徒歩10分
駐車場:無料
お問い合わせ:075‐332-9318

2018年9月29日土曜日

上七軒 梅ななちゃんのお店だし

25日は「天神さんの日」で知られ、参道には露天が所狭しと立ち並ぶ中、花街 上七軒の置屋・梅乃さんでは午後3:00から「お店だし」があり、男衆さんと梅ななちゃんはご贔屓筋にご挨拶廻りをされた。
今日の主役、「梅なな」ちゃんは豪華な黒紋付きの着物姿で、男衆さんの手引きで梅乃さんの外へ出でた。
梅ななちゃん、正装の黒紋付と扇子を持ち、男衆さんと「お店だし」の挨拶廻りをした。
舞妓になった「梅なな」ちゃんは「おかぁ~さん、どうぞよろしゅう、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。
初舞妓さんの梅ななちゃんは、男衆さんと一緒にご贔屓筋に回り「今後ともおたのもうします」と挨拶した。
お店だしとは、幼い少女が晴れて正式に舞妓になった儀式することで『舞妓さんデビュー』のことである。
少女が晴れて舞妓になるというお墨付きができ、“だらりの帯とぽっくりの音”も軽やかに、梅ななちゃんは男衆さんとご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶を交わした。
各置屋さんでは‘お仕込み’ さんと呼ばれ、次段階になるのが「お店だし」となり、20歳ごろ芸姑さんの‘衿替え’と呼ばれる儀式がある。
上七軒の尼寺、ここはお茶を習っているという。
梅ななちゃんは「芸妓」になる前の3~4年の修練期間経て一通りの舞や三味線、お囃子などを勉強し、芸妓さんになるための修業をするという。
梅乃さんから梅ななちゃんがデビュー、山口県出身、なんと可愛い舞妓さんでしょう。
一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができず、白粉も三日間は女将さんやお姐さんが付けてくれるという。
男衆さんと梅乃さんの梅ななちゃんは笑顔で会釈していた。
上七軒の置屋・梅乃さんの梅ななちゃんのお店だしがあり、それを取り巻くカメラマンたちの一団で熱が上がり盛り上がった。(9/25撮影)