2018年3月31日土曜日

千本 上品蓮台寺の桜

28日、上京区千本鞍馬口にある上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)に枝垂れ桜とソメイヨシノがあるので観に行った。
真言宗智山派の上品蓮台寺は、蓮華金宝山九品三昧院(れんげこんぽうざんくぼんざんまいいん)と号し、通称「千本十二坊」の名で親しまれていて、創建は聖徳太子と伝えられる。
当初香隆寺と称したが、960(天徳4)年に宇多法王の勅願により、寛空僧正が再建し寺号を上品蓮台寺と改めたという。
本堂には村上天皇より賜った上品蓮台寺の勅額を掲げ、本尊の延命地蔵菩薩像を安置している。
この寺が「十二坊」の名で呼ばれるようになり町名も「紫野十二坊町」の由来となっている。 

境内にはソメイヨシノの大木もあり、観光寺院ではなく、春は本堂の前の紅枝垂れ桜はとりわけ美しく華やかな色彩で寺を彩っている。
上品蓮台寺は千本通「ライトハウス前」下車徒歩約1分の所にあり上品な紅しだれ桜がある。(3/28撮影)

烏丸 六角堂の御幸桜

中京区烏丸にある六角堂は、正式寺名は紫雲山 頂法寺だが、六角堂と呼んで “六角さん”の愛称で人々から親しまれている。
山門を潜って本堂にお参り、美しいソメイヨシノが出迎えてくれた。
美しい御幸桜は最初に白い花を咲かせ、次第にピンク色に色付いて行く、散り際が美しい枝垂れ桜である。
花山院前内大臣が、この桜を見て‘御幸桜’と命名した。 
咲き始めは白色で、徐々に芯から桃色を帯び、散る間際は美しい色に変身するという。
ビルの谷間の六角堂、御幸桜の前に勢揃いした小さな羅漢さんたち。
親鸞上人は浄土真宗を開祖され、比叡山より当寺本堂に参籠され、再び山へお戻りされる姿という。
池は“太子が沐浴”されたと伝えられる跡もあり、「池坊」と呼ばれるようになったという。
六角堂は「洛陽三十三所巡礼」の一番目の札所であり、本尊は聖徳太子の護持仏と伝えられる『如意輪観音菩薩』全国各地から多くの信仰を集めている。(3/27撮影)

2018年3月30日金曜日

旧本館の桜 京都府庁

27日、 京都府庁の中庭の観桜祭では、紅しだれ桜やしだれ桜や容保桜、大嶋桜、ヤマザクラなどが一度に咲き出し七種類の桜を楽しむことができる。
府庁旧本館中庭には円山公園の初代「祇園枝垂れ桜」の孫にあたるシダレザクラをはじめ七本の桜があり、多くの府民に親しまれている。
2階の窓越しに見る光景は、かわる桜の表情を微妙に捉えてクラシックな建物を背景に枝を伸ばす姿はとても素晴しい。
大島桜が満開で妖艶なしだれ桜と美しいソメイヨシノなど植えられている。
大島桜と容保桜。
一重の紅枝垂れ桜。
京都守護職上屋敷の敷地があり、旧本館の桜は和と洋の美しい庭を形成「桜の名所」になっている。
明治37年12月20日竣工したレンガ造りの建物で110年を経ていて日本最古のものである。(右・はるか桜)。
一重紅しだれ桜にメジロが飛来した!
創建時の姿をとどめる旧本館は平成16年、国の重要文化財に指定された。
桜が美しく咲き誇り、花びらが風に舞い、幻想的な光景に訪れた市民・観光客は感激の様子だった。(3/27撮影)

紅しだれ桜 水火天満宮

27日、堀川通りの「水火天満宮(すいかてんまんぐう)」は、天神公園前バス停東側にあり、水難火難除けの神さんとして地元の人々に親しまれている。
小さな社の境内には二本の紅枝垂れ桜と八重桜が植えられていて、その一本が枝振りも豊かな「紅枝垂れ」桜の花が満開になっている。
濃いピンクの花を付けたこの桜の木は、周囲に枝を広げて境内を覆うように咲き誇っていた。
桜の本数は少ないが境内が狭いので一本が満開になるだけで、とても華やかになっていた。
隠れた桜の穴場的存在で、見事な「紅枝垂れ桜」のを観るために、遠方からでもカメラを持った人たちが訪れている。(3/27撮影)