2013年5月5日日曜日

斎王代・御禊の儀(みそぎのぎ)下鴨神社

京都三大祭りのトップを切る葵祭「御禊の儀」が4日、左京区の下鴨神社で厳かに執り行われた。 例年5月4日に葵祭にさきがけて上賀茂神社(上社)の御手洗川と下鴨神社(下社)の御手洗池で隔年交互にて行われる。斎王代・御禊の儀は1956(昭和31)年より復活した。
斎王代の長瀬さんは、凛とした表情で御禊の儀に向かった。みそぎ祭場で雅楽の流れる調べに合わせて斉王代は童女4人とゆっくりと御手洗川の岸へ下りた。平安時代、賀茂齋院を制定し、初代の嵯峨天皇皇女・有智子(うちこ)親王を選ばれた。その後伊勢神宮と同じく歴代天皇ご即位の時、未婚の内親王を定められ、1204(元久元)年後鳥羽天皇の皇女・礼子(いやこ)内親王に至るまで35代、394年間も続いた。
午前10時すぎ、齋王代以下約50人の女人行列は進んだ。雅楽が響くなか楼門をくぐってゆっくりと進んだ。午前10時すぎ、齋王代以下約50人の女人行列は表参道南鳥居前に整列し、雅楽が響くなか楼門をくぐってゆっくりと進んだ。
艶やかな十二単姿の第58代齋王代を務める左京区の長瀬摩衣子さん(20)。楼門を潜り、女官や童女(わらわめ)たちは境内を歩いた。艶やかな十二単姿の第58代齋王代を務める左京区の長瀬摩衣子さん(20)が童女や女官約50人を従えて境内に姿を見せた。
斎王代ほか50名の女官たちは、神職が祝詞のお祓いを受けた。御手洗池南庭に着き、みそぎ祭場で雅楽の流れる調べに合わせて斉王代はお祓いを受けた後、童女4人とゆっくりと御手洗川の岸へ下り、両手をそっと川の流れに差し入れて身を清めた。
斎王代と童女たちは神服殿に並んだ。微笑をされる斎王代。大勢の参観者が見守るなか、斎王代・長瀬さんは罪や汚れを流し、心身ともに清浄潔白となって形代(かたしろ)を御手洗川へ流した。
神服殿の裏からでた女官たちはホットした表情・・・。御禊の儀は平安朝の優雅な古典行列で平安貴族そのままの姿で王朝絵巻を思わせる色鮮やかな十二単衣姿で神事に臨んだ。
楼門を通り南口鳥居間、斎王代お疲れさんでした。やっと終わった儀式、童女たちも安堵・・・。ヒロイン・十二単衣姿に身を包んだ斉王代や女人列に写真愛好家と参観者たちは一足先に葵祭の雰囲気になっていた。
斎王代の長瀬さんは御車を待つ間、微笑んでくれた。葵祭の『斎王』は未婚の内親王が務めたが、現在は京都在住の未婚女性から選ばれるため「代」を付けて呼ばれているもので1200年と歴史がある。 平安絵巻を彷彿させる行事で齋王代以下約50人の女人行列で齋王代の髪はおすべらかし、装束は十二単衣の鮮やかな紋を織り出した豪華なものでまさしく絵巻物語そのものである。 なお京都三大祭の一つ、葵祭の行列は5月15日京都御所を10:30出発し下鴨神社から加茂街道を通って上賀茂神社へと向かう。「御禊の儀」の写真は境内混雑のため撮影出来なかったことを深くお詫びする。

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