2013年5月16日木曜日

葵祭巡行 加茂街道

つづく・・・15日午前中、上賀茂周辺で行われた「やすらい祭」を観て、午後からは場所変え加茂街道の葵祭の行列を観覧したがこの日の気温は真夏波の暑さであった。 例年なら京都御所で行列を見てから若葉萌える加茂街道に場所を変えるが、上賀茂やすらい祭の行列は5,60名で葵祭に及ばないか、殆ど子どもたちが中心であった。
若葉萌える加茂街道に斎王代が乗る腰輿が近づくと大きな拍手があがった。第58代斎王代の長瀬摩衣子(20)さんは微笑みを浮かべていた。午後3:00過ぎフタバアオイを風に揺らせながら、長さ約1㎞におよぶ葵祭の行列は京都御所から下鴨神社を経由して加茂街道を通って御薗橋を渡り上賀茂神社までの約8㎞の行程をゆっくりと進んだ。
みんな、笑顔が素敵だった!平安遷都から今に伝わる優美な王朝絵巻で、葵祭は天皇からの使者・勅使が下鴨、上賀茂両神社に参向する道中「路頭の儀」の神事が行われた。
勅使代の前を行く。天皇の使者、主役は勅使代。主役は華やかな斎王代と思われているが、天皇の使者として赴く者として祭りの主役は実は勅使代である。
花傘。黄色い花傘。葵祭は近衛使代を中心とした本列と斎王代に従う女人列に分れ、本列を男性、斎王代は女性、総勢5百余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、斎王代が乗る腰與(およよ)一台からなっている。
女人列。葵祭の斎王代のヒロインの衣装は十二単(ひとえ)でその重さは13㌔にもなるという。
命婦。斎王代に仕える少女は童女(わらわ)と呼ばれ、行儀見習いで宮中に奉仕、斎王代と同じ袙扇をもち腰與のあとに従った。
馬上から笑顔が一番・・・。女人列の先頭は白丁(はくちょう)の持つ花傘の下に女官、内侍(ないし)、つづいて食事や掃除等を司さどる女官、女嬬(にょにゅ)4人、さらに命婦2人、女嬬4人が従った。女官が先導する斎王代列が続き、斎王代が乗った腰輿が近づくと、加茂街道に集まった大勢の観光客からひときわ大きな拍手があがった。
十二単に身を包み、フタバアオイと金銀の金具で髪を飾った斉王代を見つめる観客からはため息がもれた。約1㎞におよぶ行列は、加茂街道を通って御薗橋を渡り上賀茂神社までの約8㎞の行程をゆっくりと進んだ。
しんがりは牛車。1400年の平安絵巻の伝統を誇る祭りである。華麗な王朝絵巻を真近で写真撮影ができる加茂沿道が気に入っている。 賀茂川沿いの加茂街道は平安絵巻の新緑もまぶしく絵になる風景、その典雅な行列は1400年の伝統を誇る祭りである。(完)(5/15写真撮影)

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