本隆寺は、正式名を慧光無量山本妙興隆寺(えこうむりょうさんほんみょうこうりゅうじ)と号し、略して慧光山本隆寺といって法華宗真門流総本山である。
西陣の今出川通智恵光院を北へ入った位置にあり法華宗京都八本山の一つである。
本隆寺の春はソメイヨシノの桜の花が美しく、言わば隠れた桜の名所となっている。本堂の右奥には美しい紅しだれ桜が咲いている。
昔、西陣一帯は度重なる大火で焼野原となり山門・鐘楼・方丈・塔頭(たっちゅう)が焼失したが奇跡的に本堂と祖師堂は焼ずにすみ、それ以降、「不焼寺(やけずのてら)」と呼ばれるようになった。
また同寺の祖師堂前の“夜泣き止の松”があることで知られていて、境内には塔頭・八ヶ院が寺を取り巻くように立ち並んでいる。
大火を免れた本堂は京都16本山の中で最も古いものとして今日に伝えられ、現在、その本堂・祖師堂とともに京都府指定文化財になっている。
境内を散策しても1人か2人の一眼カメラを持った写真愛好家?に遇うだけでよかったが、曇天なためコンデジカメラではきれいな写真を撮影できなかったことをお詫びする。 (4/1写真撮影)
<本隆寺の桜>
住所:京都市上京区智恵光院通五辻上る紋屋町
拝観:境内自由
電話:075-441-5762
交通:市バス 今出川大宮バス停より徒歩約5分
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