右京区嵯峨野広沢池畔にある「平安郷・観桜会」に行ってきた。この催しは春、桜満開の5日~7日の3カ日間一般公開している。庭園内では満開のソメイヨシノやつくし、タンポポ、梅、桃、山吹きなど四季を彩る花木約100種類が植えられている。
平安時代の面影を残していると言われる嵯峨野広沢池付近は、歴史的風土保存特別地域に指定にされ長閑で風光明媚な風情が保たれている。
柔らかな山並みの麓・広沢池畔、一条山越通りの一角に世界救世教の聖地・平安郷がある。
広大な敷地面積約3万坪の中に春夏秋冬、可憐な花が咲き誇る憩いとして庭園を設け人々の安らぎの場としたという。
1935(昭和10)年、世界救世教が立教し、教祖が美をこよなく愛したことから京都平安郷は1950(昭和25)年ごろ聖地となったという。
また聖地は自然豊かな美しい景色のある熱海瑞雲郷や箱根神仙郷にもあるという。
表門入口から入門すると美しい桜と竹林を観ながら歩くと中門であった。約1万5千坪の平安郷の広々とした快晴の庭園には満開のサクラが出迎えてくれた。
休憩所の楠風荘(なんぷうそう)に入り湯茶の接待をいただき一息ついて観桜や野点、和舟(遊覧船)なったが、お目当ては中の茶屋付近から出る和舟に乗舟した。広沢池の遊覧は初めてで池面から見る観桜もまた乙なもので和舟乗った瞬間から優雅なのんびりした過去の世界にタイムスリップした。
棹をさす船頭さんを入れて20人乗りの和舟はゆったりとそして優雅に広沢池水面を進み時は流れた。
庭園は二つの小川があり、紅枝垂れ桜はいまが満開で圧巻である。
奥の庭園には閑静な竹林で休憩をとって広沢池や嵯峨野を眺め、「春遊亭・上の茶屋」は桜で花盛りである。サクラを愛でて‘春の野’というお菓子と無料の野点を一服所望した。
道沿いの小川の辺りに目を遣りながら大きな枝垂れ桜が3,4本あり散初めているが見事なものであり芝生を踏みしめながら庭園の桜を十分堪能し一周してみた。
なお、5/12(日)には「新緑祭」の一般公開がある。芝生に生えた四つ葉のクローバー(和名・ツメクサ)で「真実の愛」を掴みませんか!
<観桜会 平安郷>
期間:4月5日(金)~7日 (日)
時間:昼の部10:00~16:00
夜の部18:30~21:00
平安郷 「広沢池・船遊覧」
「抹茶・無料接待」
場所:京都市右京区嵯峨広沢池下町24-1
電話:075-872-3550
交通:地下鉄御池天神川駅から市バス「山越中町」下車徒歩7分
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