gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2013年4月7日日曜日
京都府庁の桜
‘旧本館歴史建造物(重要文化財)’の京都府庁は、NHKの第52作目の大河ドラマ「八重の桜」と併せて3/20~4/7まで観桜会の催しを行っている。
この敷地にはかって京都守護職上屋敷があり、当時の守護職であった会津藩主 松平容保(まつだいらかたもり)公が幕末、警備のため強い権限が京都町奉行に与えられていた。
旧本館の中庭の観桜祭では、美しいしだれ桜とソメイヨシノや会津藩主の容保桜(かたもりざくら)など六本が植えられていて和と洋の美しい庭を形成して桜の名所になっている。
旧本館中庭中央の八重紅しだれ桜と容保桜、大島桜が満開で今日は最終日とあって園遊会が行われる。
「八重の桜」とともに激動の時代を駆け抜けたことを紹介し、東北、ふくしま八重隊の出演等もあって福島ご当地グルメコーナーでは実演販売や特産品もある。
「桜守」として知られる造園家の16代佐野籐右衛門氏によると、中庭中央のしだれ桜は、氏の父である先代とともに昭和30年代に円山公園のしだれ桜の実生木(みしょうぼく:種から育った木)を植えたもので、円山公園の初代しだれ桜の「孫」にあたるという。
容保桜はヤマザクラとオオシマザクラの特徴を併せ持つ珍しい品種で通常のヤマザクラより大輪で、花梗(花軸から分かれ出て、先端に花をつける小さな枝)が長いことが特徴である。
幕末、この地に上屋敷を構えた京都守護職で会津藩主の松平容保公にちなみ「容保桜」と命名されている。
創建時の姿をとどめる旧本館は、2004年(平成16)国の重要文化財に指定され、1904年(明治37)12月20日竣工したレンガ造りの建物で110年を経ている。日本最古のもので明治時代に建てられた由緒ある建築で、京都府の庁舎として使われてきた中庭、旧本館2階の窓越しに見る光景は、かわる桜の表情を微妙に捉えてクラシックな建物を背景に枝を伸ばす姿はとても素晴しい。桜が美しく咲き誇り、時折風に花びらが舞い落ちる幻想的な光景に訪れた人々は感激の様子だった。(4/2写真撮影)
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