2013年4月19日金曜日

洛西 善峯寺の桜

西山の山中にある善峯寺は小塩山の南嶺の釈迦岳の中腹にあり、 通称 “松の寺”で西山宮、西山御坊とも呼ばれる名刹で門跡寺院である。天台宗、西国三十三所第20番札所で本尊は千手観音菩薩である。
経堂としだれ桜、もう一週間早かったら好かった!釣鐘堂の山桜。堂々とした仁王門を入ると、山腹に本堂、多宝塔、薬師堂などの諸堂が立ち並んでいる。
山桜の散る参道・・・。本坊の満開の桜。紅葉や枝垂れ桜が美しく、重要文化財の樹齢600年を誇る遊龍の松(ゆうりゅうのまつ)は多宝塔の前の横に長く見事な幹を伸ばして国の天然記念物に指定されている。
桜・紫陽花苑に下って行くが満開の桜・桜・桜。紅しだれ桜が陽に映えて・・・。善峯寺は1029年(長元2)恵心僧都の高弟・源算上人によって開山された。その後、応仁の乱で焦土と化し、現在の諸堂は徳川5代将軍綱吉の生母、桂昌院により復興された。
山桜と枝垂れ桜が競い合う!山腹にある広い境内には約500本の桜が植えており、境内の経堂脇の桂昌院お手植えの枝垂れ桜は樹齢300年の名木で4月上旬、一際美しい姿を見せる。
白山権現から枝垂れ桜。釈迦堂の紅しだれは美しく満開だった。経堂の大きな枝垂れ桜は桂昌院の桜で落花盛んで残念ながら1週間ほど遅く観る機会を失った。 桜とあじさい苑のある白山社周辺に行き山桜や枝垂れや紅枝垂れ桜を堪能、ミニ吉野山の感じさえした。 なおも釈迦堂前に上ると左横の枝垂れ桜が満開になっていた。
桜は青空が似合う!眺望の好い釈迦堂横の枝垂れ桜の花は青空をバックに咲き誇っていた。 奥の院の薬師堂には桂昌院がご両親のために祈願した開運出世と言われる堂があり、参拝者は「玉の輿」を願う人々が多く参っていた。
稲荷さんの上り口で・・・。眺望の好い釈迦堂横の枝垂れ桜の花は青空をバックに咲き誇っていた。けいしょう殿や薬師堂周辺にも枝垂れ桜があったが境内全体にはやや同寺に来るのが遅かったという気がしてならない・・・。
桜が終わってしゃくなげの花の季節を迎える。薬師堂の池の畔りのしだれ桜。H氏にはいつもご好意に甘えているが、ご多忙のところ梅宮大社と善峯寺をご案内していただき感謝申し上げる。洛西の善峯寺の山桜や枝垂れ桜をはじめとする約500本の桜が満開になると広大な境内が桜色に染まる。(4/13写真撮影)
<洛西 善峯寺の桜>
時間:午前8:00~午後4:30(午後5:00閉門)
料金: 大人500円(障害者300円)高校生300円、小中学生200円
桜の本数:約500本
交通:阪急電車「東向日駅」から阪急バス「善峯寺」下車、徒歩約8分
       JR「向日町駅」からタクシーで約20分

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