2013年4月16日火曜日

六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)桜

南区の「六孫さん」と親しまれている六孫王神社は、清和源氏(せいわげんじ)の祖と仰がれる源経基は天皇の孫であることから「六孫王」と呼ばれた。嫡子で、神社を創建した源満仲(みつなか)が父の経基を祀った神社である。
境内にはソメイヨシノが散ったあと、神龍池にかかる太鼓橋を覆うように、目にも鮮やかな里桜の八重桜が美しく咲いている。
里桜の珍種で「御衣黄桜(ぎょいこうさくら)」は淡い緑色と淡い黄色が混ざって、清々しさを感じる花である。ソメイヨシノが散り終えたころから紅しだれ桜や八重桜、御衣黄桜が次々と花を開いた。
御衣黄桜は八重桜で花弁が淡い黄緑色であるため、天皇即位の衣装の色と同じであるところから名付けられた。参道には淡い緑色の御衣黄桜と濃いピンク色の八重桜、淡い八重桜が満開のときを向かえていた。
ここ、六孫王神社は京都駅から徒歩で15分くらいのところだが、訪れるのは通のカメラマニアの人しかいない穴的存在で桜が咲く名所となっている。自分は毎年「六孫さん」の美しい桜花観るのが楽しみである。
鳥居をくぐると、左右に朱色の灯籠が並び、石畳が敷き詰められている。境内中央の「神龍池」に架かっている石造りの“太鼓橋”は「恋のかけ橋」とよばれ、神のおつかいが「鯉」となることから縁結びのご利益で知られるようになった。
太鼓橋を渡ると、「神龍池」と呼ばれる瓢箪(ひょうたん)形の池も眺めることができる。なお六孫王(経基)は、牡丹を非常に好み、神社の神紋は“牡丹”である。
<六孫王神社>
住所:京都市南区壬生通八条角
電話:075-691-0310
拝観:境内自由
交通:京都駅より徒歩13分。    
     市バス 16系統「六孫王神社前」バス停より直ぐ。

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