2013年4月23日火曜日

桂大橋 船渡御(ふなどぎょ)

つづく・・・松尾大社の神幸祭(おいで)は本殿の御分霊を受けて、神輿を高々と持ち上げ拝殿を周回し白い法被を着た威勢の良い輿丁(よちょう)たちの「ホイット、ホイット」の大きな掛け声とともにシャンシャンと鳴鐶(なりかん)の神輿を上下に揺らす勇壮な姿がみられた。
突風吹きまくり、六基の神輿が桂離宮の西方の左岸堤防下で川を渡たる思案をしていた。先頭と預かる月読社の唐櫃を載せる船は岸に近く辿り着いた。拝殿廻し(三回周回)後、午前中に出発、神輿が船で“船渡御”する勇壮華麗にして圧巻の桂離宮横の桂大橋に着いたが突風吹きまくり、六基の神輿が桂離宮の西方の左岸堤防下で川を渡たる思案をしていた!
月読社の唐櫃を載せる船二艘は桂川の端を慎重に渡って河川敷に到着した。桂川を渡る船渡御は市民も人気もあり多くの人々で賑わっていた。約10万戸の氏子をもつ洛西の総氏神で、桂川を渡る船渡御は人気もあり多くの人々で賑わっていた。
神輿巡行の担ぎ手たちは船渡御中止になり台車で桂大橋を経由し対岸へ渡ったが12年ぶりの事であった。桂離宮横の桂大橋に着いたが突風吹きまくり、六基の神輿が立ち往生。船渡御は、一時中断されたが1983(昭和58)年に再開され、その昔、先人たちは桂川の中を神輿を担いで渡ったと言われている。いつも良く会うAさんが「強風で船渡御が中止」なったと桂大橋を渡った所で一早く耳にした!
橋上は寒く突風が吹いて小波が立った!法被姿の寒そうな面々たち。この桂川を渡る船渡御はクライマックスで、松尾大社の神幸祭で五穀豊穣や家内安全を願って広範囲の氏子市域を巡り一基の唐櫃(からびつ)と六基の「神輿」を船に載せるはずだった。急遽、神輿巡行の担ぎ手たちは船渡御中止になり台車で桂大橋を経由し対岸へ渡ったが12年ぶりの事であった。春の嵐で雨量が増し12年前も中止になったという。
法被姿の輿丁たちは威勢よく足は踊るように跳ねながら「ほいっと・ほいっと」と神輿ダンスをする。それにしても河沿い突風は凄く、小波が立つほどで事故を起したら悔やまれる、御霊を移した神輿の船渡御が中止で何事もなく良かった。だがその昔、洪水で流されたと言われている神輿は現在も月読社の唐櫃を載せる船二艘は桂川の端を慎重に渡って河川敷に到着した。
松尾社の女神輿人たちも参加していた。春風を吹き飛ばすような法被姿の氏子たちの威勢の良い掛け声が響く中、桂大橋を経由し 法被姿の輿丁たちは威勢よく足は踊るように跳ねながら「ほいっと・ほいっと」と掛け声で神輿を担いでいた。
勢揃いした神輿は風になびかせて誇っていた。桂大橋上には観覧の人たちが大勢、橋下には縁日が並び、その後、古例の団子神饌を献じた神事が行われ後、七条通り(旧山陰街道)を東進、四基の神輿と唐櫃とは西七条御旅所に、二基の神輿は川勝寺と郡の末社に至り、そこに駐輦、西七条御前(七条御前下ル)各御旅所まで巡幸する神幸祭である。
古例の団子神饌を献じた神事が行われた。今年の松尾祭・神幸祭、船渡御は強風で残念ながら観ることは出来なかった。なお5月12日還幸(おかえり)祭が行われる。(完)

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