17日、府立植物園後、バスで紅葉が見頃を迎えている詩仙堂に行った。正しくは「六六山詩仙堂丈山寺」と号する曹洞宗の寺院である。
六六山・詩仙堂丈山寺の門。
詩仙堂は、美しい庭を見渡せる「詩仙の間」の四方の壁には狩野探幽(かのうたんゆう)らが描いた三十六人の中国の詩人の肖像と丈山の讃が掲げられている。
あ堂の歴史は古く、寛永18年(1641)に江戸時代の文人・石川丈山が建立、丈山は、草庵「凹凸窩(おうとつか)」で隠棲したという。
徳川家康に仕えていたが、丈山は禄を辞して、文化人らと交わり、悠々自適の生涯をこの一乗寺の地で送った。
寛文12年(1672)、丈山は90歳で天寿を全うした。
入り口に建つ藁葺きの門の「小有洞(しょうゆうどう)」 の文字は丈山の直筆という。
昭和41年(1966)に六六山詩仙堂丈山寺となり曹洞宗の寺院になった。
また「凹凸窩」とは、でこぼこした土地に建てた住居のことという。 (11/17撮影)
<詩仙堂丈山寺の紅葉>
住 所:京都市左京区一乗寺門口町27
拝 観:時間9:00~17:00
拝観料:500円(障害者200円)
交 通:叡山電鉄「一乗寺」下車、東へ徒歩約15分
市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩約5分
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