27日、東寺の近くの住宅街にある石上神社 (いそのかみじんじゃ)は、正式名を「石上布留社(いそのかみふるしゃ)」といって、東寺の北、阿刀家の屋敷跡もある。
平安から明治に至るまでの間、東寺の執行、寺の役職を務めた阿刀家がお祀りしていた神社である。
阿刀家は、弘法大師(空海)の母方の実家で、823年(弘仁14年)から1871年(明治4年)まで真言宗政所の主宰を世襲したという。
境内には波切不動尊もあり、午後1時から神事が始り、続いて火床前で祈祷をした。
御火焚祭は、稲穂を一掴み折って火床に入て、稲束を燃やし点火した。
点火後は、祈祷しながら護摩木を入れて、信者さんや檀家さんが一緒にお経を唱えた。
石上神社境内の波切不動尊は、四国路、東寺、高野山などの霊地に参っても、この波切不動明王を参らなければ、ご利益は頂けないのだという。(11/27撮影)
0 件のコメント:
コメントを投稿