2017年11月3日金曜日

宮川町 二人の店だし

1日、花街宮川町のお茶屋「駒屋」さんで“二人の店だし”という儀式が行なわれたのでいった。今日、晴れてデビューする舞妓さんは、「とし七菜」ちゃんと「とし菜実」ちゃんのお二人方であった。
宮川・花街デビューで修行を経た両二人の名を書かれた顔見世興行の役者の名を書かれたおめでたい「目録」が飾られあった。
女衆さんが午後1:00前やっと来て、写真愛好家も俄かに活気付き、お茶屋・駒屋さん前で記念撮影した。
駒屋さんの芸舞妓さんが一同勢揃いした。
店出しとは舞妓さんが華々しく花街に初登場のことでお披露目である。
女衆さんの先導で華やかな色紋付に身を包んだ新舞妓さんの「とし七菜」ちゃん、「とし菜実」ちゃんは共に初々しかった。
お稽古する歌舞練場の宮川町お茶組合へご挨拶に向かい、駒屋さんのとし七菜さんととし菜実合同した。
女衆さんの手引きでお二人の新舞妓さんは、「おかぁーさん、よろしくおたの申します」と 緊張の面持ちで女将に挨拶し、お茶屋を一軒ずつ廻った。
お茶屋・駒屋「とし七菜」ちゃん、「とし菜実」ちゅん、二人は少し緊張も解れたのか笑顔が溢れた。
二名の新舞妓さんは、姉芸妓さんたちと三々九度の盃を交わす「お盃」の儀式が行われ、店出しの日から3日間は姉芸妓さん等に化粧をしてもらうという。
正装の黒紋付に身を包み、だらりの帯は約5mもあり衣装全体で20㎏近い重さになるという。
とし七菜ちゃんととし菜実ちゃんの二人のお店だしで、日ごろご贔屓筋になってお茶屋さんなどお店に挨拶に廻った、お疲れさんでした。
宮川町は鴨川の東側にある花街で、町名の由来は、祇園社の御輿洗いのための神水を汲む四条大橋あたりの鴨川を宮川と呼んだことから宮川筋と呼んでいたという。 (11/1撮影)

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