延暦13年(794年)、ご祭神・祟道天皇をお祀りしたのが始まりで井上大皇后、他戸親王など八柱で、昔から御霊信仰として、疫病除けの神社として多く信仰を集めている。
五穀豊穰を感謝する祭で、宮司さんの祝詞が奏上後、神事の「お火焚」が拝殿前の境内で行われた。
お火焚は江戸時代から京都で広く行われている神事で、参拝者が見守る中、お祓いが行われ、祝詞が奏上された。
井桁に組まれた護摩木に宮司さんの手により火が移され、護摩木が、炎の中に投げ入れられた。
一方「拝殿」では、巫女さんによるお神楽が奉納された。
御火焚祭。
参道には「湯立神楽」の斎場が設けられ、大釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を勢いよく散らすことにより邪気を祓い、無病息災、家内安全、を祈願する神事という。
大釜に塩で清め洗米、神酒が注がれ、舞いによって火の神、水の神様が降臨、神楽鈴を手に「祓い神楽」を舞った。
大釜に向いお祓いを行い、柄杓を使い、「柄杓取りの儀」の後、手桶に注がれた湯を神前に捧げた。
笹を大釜に入れ、勢いよく振り上げて大釜の湯を辺りに散らし、しぶきを浴びることにより災難厄除の願事が叶うと言い伝えられている。
上御霊神社で、無病息災や五穀豊穣を願い、御火焚き、湯立神楽が行われ、日本古来からの伝統的な神事という。(11・18撮影)
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