2017年11月11日土曜日

若一神社(にゃくいちじんじゃ)御火焚祭

10日、若一神社で火焚神事が午後2時からあり、秋の収穫や五穀豊穣、地域の安全などを願いつつ、護摩木に書かれた諸々の願いを祈願する行事が行なわれた。
南北を貫く西大路通り八条付近、境内に「平清盛公西八条殿跡」という石碑があり、平家にゆかりのある開運出世の神社としても有名である。
約48000坪もの広大な敷地に平清盛が別邸として西八条殿を建て、煌びやかな館が集まっていたと言われている。
この辺りの地名は「御所ノ内町」と呼ばれ、清盛の娘を高倉天皇に嫁がせたことからなっている。
西大路八条は、平安時代には西国街道と山陰道のつながる場所であり、また近くの丹波口・日本海側からの入り口で、平安京の羅生門も近くでもあったという。
護摩木に書かれた諸々の願いを祈願する行事が行なわれた。
火は意気好いよく燃え、諸々の願いを祈願した。
人の動きと情報をつかもうとした清盛公の先見があったという。
おぜんざいの無料接待もあり、ヒノキの葉を被せて護摩を焚くため、煙が天高く届き大変よい香りがした。
<若一神社お火焚き祭>
住所:京都市下京区七条御所ノ内本町98番地
拝間:自由
拝観:無料
お問い合せ:075-313-8928
交通:JR「西大路」駅下車 北へ徒歩約5分
       市バス 「西大路八条」下車 徒歩約1分

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