2017年12月27日水曜日

洛西 さしのべ観音

24日、通称・鈴虫寺(すずむしでら)と呼ばれ「行列のできる寺」があり、松尾神社にお参りに行こうとしてる矢先「さしのべ観音」に遭遇、お参りした。延朗上人は但馬国養父郡に生れ、八幡太郎義家四世の孫に当り幼くして父母を喪い、15歳、三井寺及び比叡山で天台密教の修行した。三十歳の時、高倉天皇より命ぜられ雨乞いし三日三晩降り続いた。
この松尾山麓、神宮寺に住し、壮大な大池を穿って最福寺の七堂・伽藍を建立された。当時流行した悪病難病を直す等して多くの民衆を救済し、松尾の上人として尊敬を一身に集めつつ承元元年(1207)75歳で入寂した。
最福寺は、その後の兵火(平治、元弘、元亀の乱)で大伽藍も焼失し、再建ならずで現在に至っている。 現在堂内には延朗上人座像(文化財指定の鎌倉時代の木像)がある。2月11日には炎の夕べがあるという。(12/24撮影)

0 件のコメント: