2011年4月12日火曜日

蹴上インクライン

琵琶湖から京都市街へ水をもたらす蹴上インクラインは、南禅寺の南付近に位置し1885(明治18)年、水力発電・上水道・舟による水運などを行う目的で5年掛かりで京都府知事・北垣国道と若き技術者田辺朔郎の指揮によって建設された。蹴上インクライン若いカップルは軌道上を散歩する
物資の乏しい明治時代に途中、いくつもの長大なトンネル掘削難工事であったが完成し、電気によって新たな産業が誕生、京都市の発展に大きく貢献し現在も市の上水道として利用されている。桜のように美しいうしろ姿当時の面影を伝えようと今も桜は咲き続ける
琵琶湖疎水、蹴上のインクライン(傾斜鉄道)は、京都側にある落差のある水路場所に舟を通し線路上に台車をのせ、その上に舟をのせて運ぶものであった。かつてはこの線路上を台車に乗った舟が行き交っていたという。一度は訪れたい京都の桜の名所 見事な桜並木・ソメイヨシノ約90本が咲いている
その琵琶湖疏水、蹴上と岡崎の両船溜りの高低差が33mもあり、両船溜りを結んだのがインクラインで、ケーブルカーの一種で台車の上に舟を載せて運搬する用途で使われていた。現在、当時の面影を残す軌道と台車が蹴上浄水場に2台残されている。
岡崎十石舟めぐりの後、蹴上インクラインお花見今も残る明治期に敷設された全長582mの傾斜鉄道跡
今も残る明治期に敷設された全長582mの傾斜鉄道跡、線路沿いの坂道には見事な桜並木・ソメイヨシノ約90本が咲き、線路内を歩きながら桜を楽しむことができる。両脇に植えられた桜は当時からの面影を伝えるように現在も咲き続け、多くの観光客を引き付けている。一度は訪れたい京都の桜の名所のひとつだ!

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