2014年11月22日土曜日

霞中庵~日本画・竹内栖鳳の別邸~

21日、風光明媚な嵯峨の地に構えた別邸で、京都画壇の重鎮として知られた日本画家・竹内栖鳳(たけうちせいほう)が残したといわれている「霞中庵(かちゅうあん)」秋の特別公開があった。
公開日は変則日程であった。
「霞中庵(かちゅうあん)」秋の特別公開。公開日は26/11/6、7と13、14(木・金)18(火)20、21(木・金)の7日間であった。
最終日であり約100人程の入場を待っていた。
東の横山大観、西の竹内栖鳳。入場者でお隣に居ったご夫婦連れの方はこの日のために横浜から来たと言っていた。
別邸の霞中庵は、公卿・壬生基修(みぶもとなが)の邸宅であったところを栖鳳が画室にするため取得、大正時代初期に栖鳳の設計監修によって建てられた。
モミジが素晴らしく約三千坪ある回遊式庭園を散策した。

約三千坪ある回遊式庭園は日本画家の竹内栖鳳が赤松ともみじを最も好んで植栽したという。
栖鳳の画室であった茅葺屋根の「霞中庵」や瀟洒な書院は、画家の美意識を反映した独創的なデザインが見事である。
また、保津川の石を運び込んで造られたと伝わる保津川の景色をモチーフとした美しい回遊式庭園の眺めも楽しむことができる。
なお建物の見学は外見からとなり、建物内部には入れないが、季節柄、紅葉が彩鮮やかだった。
この霞中庵のイベントは「京都・秋の特別公開」として始めて市観光協会が行なっているものである。
来春、モミジの緑葉やサツキ、カキツバタの咲く頃、公開してもらいたい者である。
日本画家・竹内栖鳳の別邸で赤や黄、橙などのグラデーションを満喫した。(11/21撮影)
<霞中庵の紅葉>
会  場:天使の里 霞中庵
公開日:11月6日7日、13日14日、18日、20日21日
住  所:京都市右京区嵯峨天龍寺若宮町12
時  間:10:00~16:00(受付終了)
見学料:大人600円(障害者300円)小学生300円
交  通:JR嵯峨嵐山駅下車、北口から徒歩約5分                           市バス93番 「嵯峨嵐山駅前」下車すぐ
駐車場:あり
問合せ:京都市観光協会 TEL075-752-7070

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