2014年11月15日土曜日

洛東 真如堂の紅葉

真如堂は桜と紅葉の名所で、大勢の市民や観光客で賑わうが、毎年11月5日から15日の十日間、念仏を唱え極楽往生を願う行事で、お十夜(十日十夜別時念仏会)があり、その結願の15日には練り法要も営まれる。
真如堂は桜と紅葉の名所である。
お十夜(十日十夜別時念仏会)があった。本尊 阿弥陀仏の御開帳(拝観料500円要)や、小豆粥の接待(有料)もあり京都市民には知られている。
三十塔と紅葉。
比叡山の天台宗延暦寺を本山とする真如堂は、正しくは「鈴聲山 真正極楽寺(れいしょうざんしんしょうごくらくじ)」という。
総門は、赤く塗られているところから「赤門」と呼ばれ、元禄年間に建立された。
敷居がないのは神楽岡の神々(別名・吉田山)が毎夜当寺に参詣する際に“つまずかない”ようするためだとの伝説があるという。 
境内には、本堂や左横の池の中島に「赤崎弁天」の小さな祠、三重塔、鐘楼堂などが建ち並んでいる。
平安初期に比叡山の僧、戒算上人が、比叡山常行堂の本尊・阿弥陀如来立像を東三條女院の離宮があった現在の地に移して安置したのが「真如堂」の始まりである。
本尊は難を逃れて比叡山や大津など市内を数ヵ所転々した後、1693(元禄6)年220余年の歳月を費やしてようやく旧・洛東の地に再建された。
覚円院に入る幼女。本堂の呼び名であった「真如堂」は、その名のとおり御利益は極楽往生で地元の方がのんびりとお参りや散策に訪れるような庶民的な寺である。
見事なまで紅葉したモミジ。
塔頭・覚円院の真っ赤な紅葉は素晴らしい。
紅葉シーズンは昔ながらの建物、床机に掛けられた赤い毛氈、抹茶や甘酒の「茶所」とし接待が行われる。
境内を一巡し、塔頭など鮮やかな紅色に輝くモミジを観ながら三年ぶりで散策した。
<真如堂の紅葉>
場所:京都市左京区浄土寺真如町82 
電話:075-771-0915
時間:午前9:00~午後4:00
    境内・無料     
料金:500円(身障者:無料)
交通:市バス真如堂前下車、徒歩10分
駐車場:あり(秋のみ500円)

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