16日、時折、雪が舞う寒さの中、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)で「浄焚式(じょうぼんしき)」が執り行われるので行ってみた。直近くの真如堂へは参るが金戒光明寺は5・6年ぶりである。
丸太町通岡崎道で市バスを降りて北へ3分、西向きに京都守護職・会津藩主松平公本陣旧趾門があり、境内の中に入ると山門がことしの秋まで大修復中で見ることが出来なかった。
浄焚式とは古くなった仏壇仏具や御守など、お経を唱えながら焼き清める儀式である。御影堂前の境内に杉の丸太の木で組まれた浄火檀があった。
11:00過ぎその時、折りしも上空から雪が舞っていたが僧侶たちが浄火檀を囲んで読経を唱え、高橋法主が火を入れた。
信徒や市民が供養のために持ち寄った数多くの仏壇、位牌など、古い写真や人形、経本や数珠、手紙の品々が炎の中に次々と投げ込まれた。集まった参拝者、信徒たちは静かに手を合わせて「浄焚式」の法要を見守っていた。
当寺では、古くなった人形や捨てきれない写真、手紙なども供養、一般の参拝者からの浄焚物の持ち込みも承っており、お焚きあげするという。
2月といえば各社寺の山伏たちが祈祷し護摩木を燃やし護摩焚きやお火焚き供養をするのが一般的な方法であるが、各寺院でも祈願の古い絵馬も一年に1度、この式中に燃やしていただという。
いつも間にか俄雪も上がったが、広い境内は炎と煙が風に舞い寒い日であった。また金戒光明寺では今年の大河ドラマ主人公の新島八重や会津藩ゆかりの品々を展示している。(なおフォトの上でクリック、画面が大きくなる)
<浄焚式 金戒光明寺>
日 時:平成25年2月16日
・午前10時 写経会・午前11時 浄焚式・涅槃会 正午 法話・涅槃図内拝
場 所:御影堂前(法話・涅槃図内拝は御影堂内)
浄焚受付:御影堂内志納所
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