2019年6月18日火曜日

真如堂 菩提樹と沙羅の花

正式名称・真正極楽寺(真如堂)は、菩提樹の花が見ごろを迎えていて、本堂正面に植えられており、樹齢は200~250年と云われている。
お釈迦さまが菩提樹の下で悟りを開いたといわれ、仏教では聖なる木の一つとされている。
インドの菩提樹とは種類が異なるが、中国や日本ではシナノキ科の高木を「菩提樹」と呼んでいる。
毎年6月半ば、葉脇から散房状の集散花を下向けに出し、淡黄色の小さな乳白色の花が鈴なりにぶら下がり、甘い香りを境内に漂わせている。
花はすぐに結実し、7~8ミリに生長、秋には茶色く熟し、同堂では「実が2つ以上付いているものを財布に入れておくとお金が貯まる」など、言い伝えがあるという。
独特の甘い香が漂う菩提樹を見上げ、綺麗なクリーム色の花は左京区の「区民の誇りの木」になっている。
真如堂の菩提樹。
夏椿といって沙羅とは別の種類の木で‘朝に咲いて夕べに散る’というはかない運命から、仏教の無常観を表す花とされている。
真如堂の菩提樹と沙羅の花を愛でた。 (6/17撮影)

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