2018年3月15日木曜日

祇園甲部 お店だし

12日大安の日の今日、祇園甲部で置屋・多麻さんで「お店だし」があり行った。多麻さんは12:00ごろ、男衆さんと共に「菜乃葉(なのは)」ちゃんが正装の黒紋付と扇子を持ち現われた。
今日にデビューする菜乃葉ちゃんは、黒紋付に身を固め緊張の面持ちだった。
置屋・多麻さんの菜乃葉ちゃん。
舞妓さんになるまで「お仕込み(約一年)」と呼ばれる期間に、言葉・立ち振舞い・作法など、舞の芸事の習得をするという。
正装の黒紋付と扇子を持ち、菜乃葉ちゃんは「一力亭茶屋」から出てきた。
手伝いをしながら、花街の知識、言葉、基礎的な舞を習得し、お師匠さんに認められて、やっと舞妓になれるという。
置屋が食事、着物、お稽古代、おこずかいなどの全て出費し、一人前の芸妓さんになるまで生活するという。
男衆さんと共に菜乃葉ちゃんは、「おかぁ~さん、どうぞよろしゅ、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。
多麻さんの菜乃葉ちゃん、これからの技芸向上を誓った。
白川巽橋でぽっくりの音も軽やかに、男衆さんとご贔屓筋に廻って挨拶をした。
菜乃葉ちゃんの髪は「われしのぶ」という髪型で、襟(えり)の色は赤紅を下唇だけにさした。
菜乃葉ちゃんのお店だしがあり、それを取り巻くカメラマンたちの一団で、嫌が上にも熱が上がって混雑になった。
舞妓さんの菜乃葉ちゃん、僅か15、16歳で大人びた顔をしていた。
お店だしとは幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになった儀式することで『舞妓さんデビュー』のことであり、芸舞妓の所属するプロダクションの様なものである。(3/12撮影) 

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