2019年5月17日金曜日

葵祭 加茂街道巡行

15日、京都三大祭りのトップを飾り、令和最初の葵祭が京都市内で繰り広げられ、午後三時過ぎフタバアオイを風に揺らせながら、長さ約1㎞におよぶ葵祭の行列は京都御所から下鴨神社を経由、加茂街道を通って御薗橋を渡り上賀茂神社までの約8㎞の行程をゆっくりと進んだ。
令和最初の葵祭、平安絵巻にうっとり、祭の行列を加茂街道の観覧した。
正式には「賀茂祭」だが、祭りに関わる人たちや社殿にフタバアオイとカツラで作った葵桂を飾ることから「葵祭」と呼ばれるようになったという。
約500人の行列が京都御所の建礼門前を出発、狩衣(かりぎぬ)姿の肝煎(きもいり)を先頭、本列(近衛使代列)ではフジの花で彩られた牛車で進んだ。
主役は華やかな斎王代と思われているが、天皇の使者として赴く者として祭りの主役は「勅使代」である。
本列を男性、斎王代は女性、総勢5百余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、斎王代が乗る腰與(およよ)一台からなっている。
葵祭は近衛使代を中心とした本列と斎王代に従う女人列に分れいる。
女人列の先頭は白丁(はくちょう)の持つ花傘の下に女官、内侍(ないし)、女官、女嬬(にょにゅ)、命婦、女嬬が従った。
女官が先導する斎王代列が続き、斎王代が乗った腰輿が近づくと、加茂街道に集まった大勢の観光客からひときわ大きな拍手があがった。
十二単(ひとえ)姿の第64代斎王代、負野(おうの)李花さん(23)が乗る輿(こし)「腰輿(およよ)」が近づくと歓声が上がった。
葵祭の斎王代のヒロインの衣装は十二単(ひとえ)でその重さは13㌔にもなるという。
斎王代に仕える少女は童女(わらわ)と呼ばれ、行儀見習いで宮中に奉仕、斎王代と同じ袙扇をもち腰與のあとに従った。
旗乗の女官たちは嬉しそうだった!
華麗な王朝絵巻を真近で写真撮影ができる加茂沿道が、特に気に入っている。
約1㎞におよぶ行列は、加茂街道を通って御薗橋を渡り上賀茂神社までの約8㎞の行程をゆっくりと進んだ。
葵祭 加茂街道巡行。

先頭を行く童女(わらわ)は、沿道に手を振って応えた。
賀茂川沿いの加茂街道は平安絵巻の新緑もまぶしく絵になる風景、その典雅な行列は1400年の伝統を誇る祭りである。(5/15撮影)

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