2013年1月5日土曜日

蹴鞠(けまり)初め 下鴨神社

4日、左京区の下鴨神社で新春恒例の「蹴鞠(けまり)初の儀」が午後1時30分から行われた。平安時代に貴族の間で流行した「蹴鞠初め」は、王朝衣装を身にまとった鞠人たちによって優雅に披露された。時折雪が舞う中、鞠人たちが白い鞠を蹴り上げ、ラリーが続くたびに初詣客らからは拍手と歓声があがった。
下鴨神社で新春恒例の「蹴鞠(けまり)初の儀」が午後1時30分から行われた。四隅に青竹を立て15m四方の鞠庭(まりば)を設けている。境内の四隅に青竹を立て15m四方の鞠庭(まりば)を設けているが関係者の方々が雑巾を絞って整備をしていた。色鮮やかな水干に烏帽子(えぼし)の王朝装束をまとった「蹴鞠保存会」の会員が「アリ」「ヤア」「オウ」の掛け声とともにシカ革製の鞠(直径約20センチ、重さ約120グラム)を蹴り上げながら鞠を受け渡した。
時折雪が舞う中、鞠人たちが白い鞠を蹴り上げる。女性の保存会員。開始前、本殿で古式豊かに儀式が執り行われ、14:00ごろ保存会員(男性13人女性4人)の鞠人たちは現れ、蹴鞠は8人構成で3回行われた。勝ち負けを争うものではなく、鞠人たちは一人ずつ鞠庭に出て行く、始まる前に、2~3回鞠を蹴って練習、蹴鞠開始を始めた。
「蹴鞠保存会」の会員が「アリ」「ヤア」「オウ」の掛け声と共に蹴り上げた。右足一本で次の人に蹴る!貴族の間で自由に楽しむ遊びで制限時間もなく広まった蹴鞠は、飛鳥時代に中国から伝わってきたという。競技は右足一本で蹴り方には様々な規則があり結構難しく感じた。
あっ~あぶないー、鞠は頭に直撃した!雪交じりの中、繭形の鞠は思うように操れず、観客席に飛ぶこともあり空気も一杯に入っていない、自分はボールの直撃を受けたが瞬間、イタッ~と感じ程度だった!
まるでダンスを踊っているかのようだ!さぁ~うまく蹴れるかな~3時間半前着き、鞠庭の報道カメラマン席の横へ待機したが、既に椅子席は無く、早い人で8時から来たと言う!お隣の若い方は広島市内から新幹線で来たと言っていた。
1時間半の妙技は終わった!保存会員の皆さん、ご苦労さんでした。舞殿と神服殿の有料観覧席の人たちや無料席は4~5重の人垣で超満員、雪舞う寒い中、「蹴鞠初め」は色とりどりの水干(すいかん)に烏帽子(えぼし)袴の王朝装束をまとい京都の伝統行事が優雅に行われた。

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