2013年1月13日日曜日

視覚障害の啓発イベント「あい・らぶ・ふぇあ」

下京区の大丸京都店6階催し場で、第38回「あい・らぶ・ふぇあ(視覚障害の啓発イベント)」が1月11日(金)~14 日(祝月)まで開催された。ことしのテーマは目の見える方が見えない見えにくい人の「体験」を主にしている。12日「あい・らぶ・ふぇあ」へ行ったがお目当ての知人の視覚障害者「松永信也さん」の講演が終わった後でがっかりしたが午後1時からは「盲導犬とガイダンスロボット」の講演、体験があった。
ことしのテーマは「体験」を主にしている。「盲導犬とガイダンスロボット」の講演、体験があった。来場者の方々は音声案内機能や電子機器を使ったり、目が見えないなかでの作業を体験するコーナーがあり、アイマスクを付けた人たちは、視野狭窄の特殊な眼鏡などで作業の難しさを体験していた。
白杖は「身を守る」、「シンボル」、「歩くための情報を知る」3つの役割があり視覚障害者の方にとって大切である。出歩くとき安全に快適に誘導する盲導犬が広く知られた存在である。しかし人がより良く生きるための技術開発が重要視されてその代表とも言えるロボット技術が近年急速に発展している。それが視覚障害の方々に新しい「ガイダンスロボット」の技術開発という。
点字を体験。アイマスクを付けてお膳に座る。新しい技術を普及させる前に、社会的影響・安全性・経済性・倫理性などについて総合的に評価するテクノロジーアセスメントしたうえで盲導犬よりもロボットの良否は定かでないが広く行き渡るかは問題もあるとおもった。
冷蔵庫の中は・・・ブラインド喫茶で体験。人々はさまざな情報の約80%を視力から得ていて、もしその視力を失ったとしたら…何気ない日常の動作が不自由に感じる、歯磨きや食事、新聞・テレビなど例を挙げだしたらキリがない・・・。白い杖を持って一人で歩くことは不安で精神力が要る、特に混雑した場所や駅のホーム、交差点などでは危険度は高まる。健常者が気軽に「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけ、あなたの勇気が「目の不自由」な人の安心と安全につながる。
足下を探る杖、シンボルとして持つ杖や体を支えるための白い杖は視覚障害者の方にとってなによりも大切なものである。2月10日(日)に第23回「京都視覚障害者文化祭典」が10:00~16:00行われる。主催、京都府視覚障害者協会、会場は京都ライトハウス4階あけぼのホールで入場料は無料。見えない・見えにくいことへの理解を深めてもらおうと「あい・らぶ・ふぇあ」は毎年この時期開催している。
<社会福祉法人 京都ライトハウス>
住所:京都市北区紫野花ノ坊町11 TEL: 075-462-4400
交通:市バス「千本北大路」下車 千本通を南へ約50m西側
    北行きのバスは「ライトハウス前」下車すぐ

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