gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2013年1月8日火曜日
祇園甲部 始業式2013
昨日(7日)は、祇園界隈の花街では新年恒例の始業式が行われた。
東山区の祇園甲部歌舞練場には芸舞妓たちが正装の黒紋付き姿と正月用の稲穂のかんざしを挿し、技芸向上の精進を誓った。
一層寒さも厳しくなった正月7日は、芸妓さんや舞妓さんが今年一年の芸事のさらなる向上を誓うため、仕事始めに当たる『始業式』である。
黒紋付き振り袖姿に稲穂のかんざしを挿した正装姿の約110人(年々10人位つづ減少)の舞妓さんや芸妓さんが「祇園甲部歌舞練場」に集合して誓いを新たに交わした。
式典後はお互いに新年のあいさつを交わしご神酒が振舞われた。芸舞妓やおかみさんも代わる代わるに「おめでとうさんどす。ことしもよろしゅうおたのもうします」と新年のあいさつを交した。
午後1時20分ごろ、甲部歌舞練場前は始業式を終えた芸妓さんや舞妓さんたちが一斉に出て華やかな雰囲気になった。写真愛好家等が芸舞妓さんを取り囲み身動き出来ないほどの混雑で花見小路は人の波・・・
各ご贔屓のお茶屋や置屋などにもあいさつに行くが、暖簾は信用と格式を表し家紋が用いられている。それを取り巻く様に艶やかな芸舞妓の姿を写真に納めようと大勢の写真愛好家らが集まりシャターを切り熱気に包まれた。
黒紋付き姿の芸妓さんや舞妓さんが「おめでとうさんどす」と技芸の師匠らと新年のあいさつを交わすたびに、髪に飾った稲穂が揺れ、艶やかな空気が漂う姿は晴れやかで凛とした風格でもある。
始業式は、祇園甲部以外に祇園東や先斗町、宮川町の4つの花街でも行われ、花街一帯は華やかな新春ムードに包まれていた。なお、北野上七軒は1月9日に行われる。
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