2013年1月30日水曜日

「風になってくださいⅡ」発刊

視覚障害者の松永信也さんが「風になってくださいⅡ」を発刊した。(写真は京都新聞から)京都府視覚障害者の松永信也さんが、日ごろから生活体験をまとめた「風になってくださいⅡ」を発刊した。 洛西NTに在住している視覚障害者の松永さんは、故郷・鹿児島県阿久根市出身で雄大な夕日がとても印象的なところであると話、小学生のころより「網膜色素変性症」になり、18歳のとき京都の大学に進み、元来、子どもが大好きで社会福祉学科に籍を置き勉学に励んだ。 京都の福祉学校に勤務した35,6歳のとき、目に異変が起き症状が進行、残念ながらあと数年で目は見えなくなると眼科医に診断され40歳のときから全盲なった。何不自由なく過ごしてきたのだが、その時のショックは計り知れないものだったと回顧する。
西京区京都エミナースの喫茶室で・・・大丸百貨店で視覚障害の啓発イベント「あい・らぶ・ふぇあ」で講演する松永さん。大丸百貨店で視覚障害の啓発イベント「あい・らぶ・ふぇあ」が毎年四日間行なわれ、第38回を迎え、ことしのテーマは目の見える方が見えない見えにくい人の「体験」を主にしている。
誰も「障がい者」になりたくはない、しかし、障がいは誰の身にも起りうる問題で決して他人事ではない!電車やバスの車中で感じた人の温かさや心使いなど本にまとめた。松永さんの著書に2004年に発刊した「風になってください(法蔵館1400円)」と「見えない世界で生きること(角川学芸出版1500円)」の2冊の本がある。今回、松永さんは白杖を使って一人で外出するときに電車やバスの車中で感じた温かさや心使いなど「風になってくださいⅡ(法蔵館1000円)」に綴り、目が見えない人も見える人も一緒に生きていく社会になってほしいと祈りを願い発刊したという。 誰も「障がい者」になりたくはない、しかし、障がいは誰の身にも起りうる問題で決して他人事ではない! 松永さんは白杖を使い、視力を奪われながらも明るくバスや電車を乗り継いで各方面の講演で多忙な毎日を送っている。

0 件のコメント: