師走13日の“事始め”で一年の締め括りをし、正月準備を始めた芸妓さんや舞妓さんたちは新年の“始業式”を終えて一と月後、再び師匠宅へ顔を揃え一層の精進を誓いあった。お屠蘇と雑煮で新年を祝い、師匠から励ましの言葉を受け、新たな気持ちで一年が始まった。
京舞・井上流五世家元の井上八千代さんは、父を人間国宝の観世流能楽師九世片山九郎右衛門の長女として生まれ、2000(平成12)年に襲名した。井上流、井上サト(初世井上八千代)は、近衛家の舞指南役を勤め宮廷文化を基盤に創始したという。
日本舞踊の「舞」の起源は「水平の動き」で、一人の人の心を伝えることから始まったという。一方「踊り」は、「垂直の動き」で集団で始まったという。
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