上徳寺は徳川家康公の側室、阿茶局(上徳院)と息女の菩提を弔うために建立した。
江戸初期の頃、よつぎに恵ぐまれず一心に念じたところ、地蔵さんの夢を受け、やがて子を授かり家運長久したことから「世継地蔵尊」と呼ばれるようになった。
お堂の周囲には「健康な赤ちゃんが授かりますように」「元気な子が生まれました」などと書かれた絵馬の『よだれ掛け』がびっしりと掛かっていた。
午後2時から山伏たちが、本堂前で柴燈護摩供養が行われた。
山伏たちによる東西南北を清める弓の儀式。
寺主と柴燈護摩供の点火をする山伏。
山門をとり巻く参拝者たちは、煙があがり、柴燈護摩供養を拝み手を合わせた。
今昔も子孫のない人に後継ぎを授け、子宝の祈願に来る人が後を絶たないという。
柴燈護摩供養が行われ、山伏たちが本堂前で護摩を焚いて祈祷し、集まった参拝者は願いごとを護摩木に托して手を合わせた。
高さ約2mの石像で「京のよつぎさん」とも呼ばれ、毎年2月の大祭には全国から参拝者が多く集った。
信者のボランティアで、多幸焼(たこ焼き)や酒粕汁を無料接待で美味しくいただいた。(2/8撮影)
<世継地蔵 上徳寺>
場所:京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町556
電話:075-351-4360
時間:9:00 - 17:00
料金:無料
交通:京阪電車・清水五条駅下車徒歩約5分
市バス・河原町五条下車徒歩約2分
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