2011年5月21日土曜日

御霊祭 上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)

18日、上京区の上御霊神社の祭礼、御霊祭が行われた。
小山郷の神輿
末広神輿は一番最後である
上御霊神社は地下鉄南北線で鞍馬口駅下車、南出口下る東へ約300mに西門・鳥居がある。
神職も馬上に乗って行列参加今出川口の神輿
上御霊神社は俗称で、正式名は「御霊神社」御霊(ごりょう)さんと呼ばれ親しまれている。この御霊祭の起源は863(貞観5)年、平安時代に神泉苑で悪疫退散の神事、貞観御霊会として行われた。神輿は南門から出て行くヤレヤレ、行列に間に合った!
連続する天変地異、天皇の周辺に連続して起こる近親者の死で怨霊(おんりょう)など悪い結果が生じ桓武天皇をはじめ為政者たち共通の思いであった。普通ホットの掛け声だが末広は「えらいやっちゃ」という
御霊祭の幟
800(延暦19)年7月、桓武天皇は早良親王に「崇道天皇」の尊号を贈った。歴史は古く各町内には四基の剣鉾がある
巡行経路は5コースあり毎回異なる!
これが上御霊神社の始まりとされ怨霊を鎮めるために平安時代、桓武天皇の勅願により造られた。 この日は晴天で稚児たちも暑い!
地下鉄北大路駅前で約600人の行列を観た
御霊とは、政争に巻き込まれて非業の死をとげた人の霊のことであり、当時はしばしば悪疫が流行、御霊の祟りと考え祀ったのである。御霊者に「崇道天皇、伊予親王、藤原夫人、及観察使、橘逸勢、文室宮田麿」とあり、神泉苑で御霊会が行われている。牛車
御霊祭は非業の死をとげた人の祭である
2011(平成23)年3月11日の東北・関東大震災、多くの方々の御霊をなぐさめ、その無念の思いを和らげ、その魂を安らかに眠らん!小山郷の神輿は北大路交差点で一周する
若武者天災や疫病が流行すると御霊を祀り鎮め、災いを無くそうとした御霊信仰がある。人間関係や仕事など、ストレスのこころの病気を治して、いつも平常心でいられるように、いまも人々は心を鎮める御霊神社のお守りを授かっている。比叡の山並みも快晴できれいだ
可愛い孫はお爺ちゃんに手を引かれ・・・この日は洛西の病院を出てやっと御霊祭に間に合った。西門鳥居付近前は、露店が並んでいた。既に境内の拝殿には巡行する三基の神輿も飾り付けをして用意を待っている。南の門前で御霊太鼓が威勢よくなり響いた。それから間もなく、神社前を三基の神輿と四基の剣鉾とともに総勢600人の行列がスタートした。
つづく・・・

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