2011年5月3日火曜日

乙訓寺の牡丹 2011

ことしも牡丹を観賞に来た
牡丹は乙訓寺京都府長岡京市にある真言宗・大慈山「乙訓寺」は、弘法大師ご在住の寺としても、牡丹の寺としても多くの人々に親しまれている。白い牡丹
真っ赤な牡丹その創立は古く今を遡ること七世紀頃、寺伝によると推古天皇勅願・聖徳太子創建となっている。聖徳太子は、この地に木像の十一面観世音菩薩像を本尊とする伽藍を建立した。現在では大和長谷寺を本山とする真言宗の寺として知られている。2株が今では2千株になっている
一重のワイン色の牡丹四月下旬から五月上旬にかけて牡丹が花ひらき、これに前後して、つつじも咲き陽春は花の寺と様代わりするが、ことしは春の低温で7~10日前後、牡丹の開花が遅れている。淡ピンク色
この黄色はあまりない乙訓寺の牡丹は、1940(昭和15)年、本山の「長谷寺」から贈られた二株からスタートし、永い間住職が丹精込めて育て、いまや30品種2000株にもなり関西のボタン寺との異名がつくほどになった。境内にたくさんの牡丹がある
朱色の牡丹牡丹が咲き誇る以前の乙訓寺は、表門から本堂まで続く松の並木が美しいところだったいう。しかし、1934(昭和9)年、室戸台風でほとんどが倒木し応仁の乱も生き延びたと伝わるモチの木、菩提樹も多大な損害を受けたという。 この牡丹の品種は?
つぼみ大きく膨らんで長谷寺第68世能化(住職)海雲全教和上が境内の被害をご覧なり、本尊への供花・荘厳花、参拝者にしばしの安らぎを念じられ、多年長谷寺愛育の牡丹二株を寄進されたのが乙訓寺の牡丹の始めである。
境内は色鮮やかな赤や紫・白に黄色等など美しい牡丹が花を咲かせて私たちの目を楽しませてくれる。鐘楼の前に日傘を差す牡丹
本堂前の牡丹このゴールデンウィークは見ごろを迎えてたくさんの参詣者や観光客が牡丹を目当てに寺を訪れる。また、写真撮影はOKだが一脚・三脚使用は禁止。スケッチ等もお断りになっている。乙訓寺に最も便利なのはシャトルバスがよい。
<乙訓寺の牡丹>
住所:京都府長岡京市今里3丁目14-7 
電話:075-951-5759
拝観時間:8:00~17:00
入山料:500円 ・障害者400円
駐車場:あり
    車の方は入り口手前に有料臨時駐車場(500円)を用意してある
■交 通:乙訓寺シャトルバスを利用
   ※シーズン中は長岡天満宮(文化センター前から)~随時運行中! 
■車=名神高速「大山崎」IC~数分

0 件のコメント: