2011年5月12日木曜日

岩倉 妙満寺(みょうまんじ)

左京区にある妙満寺は顕本法華宗・総本山で山号は妙塔山、塔頭は正行院、法光院、成就院、大慈院と四院ある。地下鉄で国際会館下車、京都バスに乗り4つ目が「幡枝(妙満寺前)」バス停である。 山門とツツジ
妙満寺は顕本法華宗・総本山で山号は妙塔山顕本法華宗の総本山、妙満寺は1389(康応元)年、日蓮上人に帰依した日什(にちじゅう)上人により、六条坊門室町(現在の、烏丸五条辺り)に創建した。山号は妙塔山・本堂方丈、庫裡
妙満寺はその後、度々の兵火に遭い市内各地を移転、400年余り寺町二条で近隣の人々から「妙満寺さん」と親しまれていたが、1968(昭和43) 年、岩倉の地に移転している。インドブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔がそびえる
釈迦牟尼仏坐像を安置境内には仏舎利を納めたインド・ブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔がそびえる。釈迦牟尼仏が覚りを開いた聖地に紀元前200年頃建てた供養塔である。
この大塔は「釈迦牟尼仏の精神に帰れ」という妙満寺の教えの象徴として1973(昭和48)年、檀信徒の寄進より建立された。ブッダガヤ大塔をかたどったものとしては日本初の建築であり、一階正面には釈迦牟尼仏坐像を安置し、最上階には古来より当山に伝わる仏舎利が奉安されている。きれいに清められた庭
塔頭・成就院妙満寺の展示室には、娘道成寺で有名な安珍清姫ゆかりの鐘が安置されている。豊臣秀吉の紀州征伐の際に和歌山県道成寺の鐘を京へ持ち帰り住民の手で奉納されたという。また本坊の“雪の庭”は、松永貞徳が造園した「雪・月・花」三名園の一つで枯山水の名園とされている。なお寺町二条の旧地にあった時、塔頭・成就院の庭として造られたものであり、寺の移転に際し本坊となった。境内案内図
本堂から比叡山が正面に望める妙満寺の山門前の池周辺はツツジの名所としても知られている。池のほとりには花しょうぶ、スイレンなどの花々も植えられており、参詣者の心を癒してくれる。
妙満寺のツツジは明日へつづく・・・
<妙満寺>
住  所:京都市左京区岩倉幡枝町91 電話:075-791-7171
拝観時間:9:00~17:00
拝 観 料:300円
交  通:地下鉄「国際会館駅」から徒歩約20分
     京都バス「幡枝」から徒歩すぐ
     叡山電鉄「木野駅」から徒歩約5分

0 件のコメント: