2011年5月15日日曜日

大田神社 杜若(かきつばた)

北区上賀茂の大田神社の大田ノ沢にある杜若(カキツバタ)の花を観に行った。9日はまだ一分咲きと言ったところだった鳥居右に大田ノ沢にある杜若がある
大田神社は上賀茂神社の降臨山である神山の近くにある。明神川沿いの道を東へ歩いてゆくと、古く加茂社・社家の築地塀が立ち並ぶ家並みがある。冷え込みのために1分咲きだった 紫の花を咲かす杜若
大田神社は上賀茂神社の摂社で、天鈿女命(あめのうずめのみこと)と猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀っていて、名称の由来は古来から恩多社(おんた)と呼ばれていたものが変化して、猿田彦命を別名大田神とも言われている。大田ノ沢の杜若は、国の天然記念物に指定杜若は濃紫色の6枚の花びらを垂らす
境内の大田ノ沢には、国の天然記念物に指定(昭和14年)されたカキツバタの野生の群落があることでも有名で5月上旬より美しく可憐な花を咲かせている。
神山や 大田の沢のかきつばた ふかきたのみは いろにみゆらむ」と詠んだ藤原俊成・・・大田ノ沢のカキツバタは平安時代の昔から紫一色の花を沢一面に咲かせている。葉の緑と花の紫がよい・・・あれから一週間、緑のなかに紫の花が咲いてるだろう
大田ノ沢は総面積約2000㎡あると言われ、約25000株のカキツバタの群生がある。私が訪れた時(9日)は一分咲き程度だったが今見ごろになっていることだろう。カキツバタは一株で3回花を咲かせる、今年は春の冷え込みで6月上旬までが見ごろが続くという。

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