2015年4月1日水曜日

深草 瑞光寺 しだれ桜

瑞光寺は京阪電車深草駅から10分~15分のJR奈良線沿いを歩いたところにある。旧本山・身延山久遠寺、日蓮宗の寺である。
本堂の寂音堂。
深草駅から10分~15分のJR奈良線沿いを歩いたところにある。山号は深草山(じんそうざん)といって元政庵(げんせいあん)とも謂れ、元政上人は京都の生まれで、俗名石井といって彦根藩に仕えた武士であったが藩士の身分を捨てて妙顕寺の日豊の仏門に入ったという。
メジロが桜の蜜を吸いに来ていた。
この地は極楽寺薬師堂の旧跡で、応仁の乱により荒廃していたが1655(明暦元)年、元政上人が瑞光寺と名付けた。
山門から一歩中に進むと目の前に鮮やかな一本の枝垂れ桜があり、本堂の寂音堂は丸みを帯びた萱葺屋根の建物であった。
上人は出家して草庵を建てて父母を引き取って孝養に努め、学者、文人、又は孝子として知られるようになったという。
母親の死の直後、寛文7年に46歳の若さで没した。上人の墓は境内の西隅にあり、遺命よって竹を三本立てただけの簡素なものである。

堂内に安置する本尊・釈迦如来坐像は中正院日護上人の作で、胎内に法華経一巻及び五臓六腑を形作ったものが納められている。 
31日、チョウも飛来する天気の好さだった。
毎年三月十八日には「元政忌」が行なわれ、上人の遺品等が公開されている。
額縁?に納めた瑞光寺の桜。
萱葺の山門から一歩中に進むと目の前に鮮やかな枝垂れ桜の大きな木があり、左手には梵鐘がある。
深草の瑞光寺のしだれ桜は‘知る人ぞ知る穴場’ で真っ青な青空が好く似合っている。石宝寺につづく・・・。(3/31撮影)
<瑞光寺のしだれ桜>
住所:京都市伏見区深草坊町4
電話: (075)641-1704
拝観:境内無料
交通:市バス 南5番「龍谷大学 前」徒歩約10分    
           地下鉄烏丸線「竹田」駅東口より臨時南5、「坊町」下車すぐ           京阪本線「深草」駅より徒歩8分・JR奈良線「稲荷」駅より徒歩7分
駐車場:あり

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