2013年12月4日水曜日

天授庵の枯れ紅葉

南禅寺の塔頭・天授庵に行き紅葉を観たが境内のなかは燃えるような鮮やかな紅一色で包まれたが一転し、ハラハラと落ち葉が舞い散っていた。先月11日の頃はまだ青葉もあり紅葉の季節ははやいとおもっていた。
境内のなかは燃えるような鮮やかな紅一色で包まれたが・・・
いまは枯れ葉となって・・・。天授庵は、1339年(暦応2)に虎関師錬が南禅寺を開山した無関普門の塔所(墓所)として建立された。
散りもみじ。
南庭の潜り戸。応仁の乱で衰退したが1602年 (慶長7) に細川幽斎の寄進によって再興された。現存の本堂、正門、旧書院を始め諸堂は細川幽斎により復興し今日に至った。
東西大小の二池が区切る処、南北朝の古庭らしい高雅な美しさをもった佇まいである。
内部の障壁画は長谷川等伯筆(重要文化財)で「本堂襖絵」は非公開であるが、東庭の方丈前庭と書院南庭とに分けられている。
東庭は白砂の庭を苔に縁取られた菱形の畳石が横切る枯山水庭園で、本堂に至る幾何学的な石畳を軸として配する数個の石と白砂を以ってし、これに緑苔を添えたものである。
池泉回遊式庭園で、南北朝時代の面影を残している。東庭の切石を組み合わせた直線的な構成は小堀遠州の発案で、当庵創建初のものと思われるいう。
遅れたモミジも美しい・・・。書院南庭は、杉や楓が鬱蒼と茂る池泉回遊式庭園で、南北朝時代の面影を残している。特に中央に出島があり東西大小の二池が区切る処、南北朝の古庭らしい高雅な美しさをもった佇まいである。
池の鯉はお腹が空いているのかな!!紅葉の時期に相違感のする東庭の真っ赤な紅葉と南庭の印象的な美しさと幻想的な池泉回遊式庭園を想像をし、これから訪れてみたいお寺の一つである。
<南禅寺塔頭 天授庵>
住所:京都市左京区南禅寺福地町86-8 
電話:075-771-0744
料金:大人(大学生)400円・障害者無料
時間:9:00~16:30・冬期(11月15日~)
駐車場:有り(南禅寺駐車場利用)
交通:地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩10分  
          市バス「永観堂前」下車、徒歩10分

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