2012年7月18日水曜日

祇園祭 山鉾巡行

17日、日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭は梅雨明けと共に照りつける炎天下の下、市内中心部で繰り広げられた。
京都・祇園祭は炎天下の下、市内中心部で繰り広げられた。お稚児さんは強力の肩に掴まりながら長刀鉾を降りていく京の都の夏を彩る祭り、〝山鉾巡行〟は最高潮の盛り上がりをみせ、華麗な懸装品に飾られた「動く美術館」と言われる。
霰天神山は、火除けお守り長刀鉾を先頭に11:30ごろ33基の巡行がくるコンチキチンの鉦(かね)や笛・太鼓の祇園囃子(はやし)を奏でながら、音頭取の「ヨーイ、ヨーイ 、エ~ンヤ~ラヤ~」の掛け声に合わせて綱方が綱を引くと、10トンもある鉾が軋みながら動き出し、勇壮壮観であり都大路を進み華やかな姿を楽しんだ。
函谷鉾と油天神山ヨ~イトセ~の掛け声も高らかに辻回しをする11:30ごろ、御池新町交差点に差し掛かると、先頭の長刀鉾の生お稚児さんは強力の肩をかり長刀鉾を降りた。
カマキリでからくりの仕種のがあった蟷螂山郭巨山は黄金の釜を堀あて、母に孝養を尽くしたいう謂れ・・・今年は迷ったがどこのスポットも人出が多く、挙句、新町御池に来て山鉾巡行のハイライトとなる生稚児の強力と“辻まわし”を観ることにした。
綾傘鉾は、赤熊をかぶり鉦、太鼓、笛に合せて踊る孟宗山の胴懸は故・平山郁夫氏が手がけた「砂漠らくだ行・月」鉾の正面に乗る稚児は、元々、生稚児(いきちご)とされていたが、家庭の環境や諸費用・時間の負担が大きくなり、現在では長刀鉾の稚児だけになった。
四条傘鉾は棒ふりなど子ども8人が踊って演じる芦刈山は御神体の古衣装が天正銘で小袖が重要文化財となっている巨大な鉾の方向転換、見せ場となる「辻回し」は車輪の下に割り竹を敷き、水桶で滑るようにし‘ヨ~イトセ~’の掛け声とともに曳き手が鉾の角度を変え、新町方向へ向くと観衆からは拍手が沸いた。
同じアングルではと、新町通りを下がって観ることにした昭和に出来た菊水鉾、辻回しが圧巻新町へとつづく・・・

0 件のコメント: