2012年7月13日金曜日

祇園祭 鉾曳き初め(ほこひきぞめ)

日本の三大祭の一つにも数えられる京都の祇園祭で、鉾の曳き初めが12日(昨日)と13日行われた。祇園祭は八坂神社の例祭で疫病が流行したとき、時の国の数にちなんで、神泉苑に六十六本の矛(ほこ)をたて、神輿を送って祇園の神に災難の除去を祈ったと伝えられ、神事や行事など1カ月間に渡って行われる。
鉾曳き初めは、なんとも言えない醍醐味がある子供や女性も鉾を曳くことができ、厄除けになるといわれている祇園祭は16日の宵山から翌日の山鉾巡行がハイライトだが、10日~14日に行われる鉾建てや、鉾曳き初めもなんとも言えない味わいがある。
鶏鉾と大勢の曳き手たち近くの浴衣姿の艶やかな女子大生が参加していた四条室町付近にある函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾、長刀鉾の五基、午後2時、曳き初めは函谷鉾からで四条通の2車線を通行止めにして東に進み、本番宛ら「コンコンチキチン・コンチキチン」のお囃子でエンヤラヤーの掛け声で綱を引き、曳き初めが始まったが烏丸の交差点で引き返した。
近くの小学校の児童たちも嬉しそう舞妓さんも曳き手鉾の曳き初めは、老若男女誰でも参加でき、京都観光に訪れている方でも多数参加されていた。次は鶏鉾の曳き初めには、近くの小学校の児童と浴衣姿の艶やかな女子大生が参加していた。キレイどころの舞妓さんも曳き手になっていた! 曳き初めは、子供や女性も鉾を曳くことができ、厄除けになるといわれるため、大勢の人がズッシリ重たい綱を曳いていた。
屋根方、雨が降らずによかった!曳き綱を手に笑顔満面の女性生稚児が乗る唯一の鉾、長刀鉾は15:30~16:30の予定で菊水鉾と月鉾は残念ながら次回になった。長刀鉾は毎年、くじ取らずとして先頭、注連縄切りでスタート巡行する。
長刀鉾は曳き初めに1時間を要し、四条通の寺町付近まで行って戻る太平の舞は体を乗り出して舞う長刀鉾は曳き初めに1時間を要し、四条通の寺町付近まで行って戻る。曳き初め巡行中に再三立ち上がり、お稚児さんは「太平の舞」を踊った。長刀鉾の鉾頭にかざした長刀は、疾病邪悪を祓いながら進み、刀先は八坂神社と御所の方向を外している。 山鉾の曳き初めは13日もあり、いよいよ祇園祭はクライマックスに入る!

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