2009年7月10日金曜日

聖護院門跡

本堂の前は庭の様だが、左中央に護摩の焚くところが見える
聖護院は『聖体護持』の名を取っていう
聖護院(しょうごいん)の開創は1350年前、役行者(634~701)だが山伏を経て天台宗智証大師円珍(814~891)に伝わった。
寛治4年(1090)、白河上皇が熊野三山を参詣される際に先達を勤めた修験僧、増誉(ぞうよ)大僧正が、その功績により賜った寺院という。
「聖護院」の名は白河上皇の護持僧でもあった増誉大僧正の得により『聖体護持(せいたいごじ)(天皇をお護りする)』の2字を取り、寺を本山派修験(山伏)の総本山となった。本尊、不動明王は不動堂に祀られている
御所より拝領の書院(重文)増誉大僧正は、全国の修験者の統括を命じられ、聖護院の最盛期には全国に2万の末寺をかかえる一大修験集団となったという。
天明8年(1788)の大火で御所が炎上、光格天皇が仮皇居としてお住まいになり政務を執られていた。寛政11年(1799)、光格天皇は役行者に「神変大菩薩」との諡号(しごう)を贈っているが、この聖護院でのことだった。
以後、役行者を礼拝する折には、「南無神変大菩薩」と唱える。数々の重文や宝物がある
宸殿から庭を望む創建後、たびたび(4度)火災に合い、その都度市内を転々としたが、現在の場所に戻って来た。明治までは西側に聖護院村があり、うっそうとした「聖護院の森」が広がっていたとか!かつて御殿と呼ばれたこの寺の名は、今ではむしろ土地の作物だった聖護院大根や、八ッ橋の発祥の地名としてよく知られるようになった。聖護院といえば八ツ橋、老舗の西尾さん
今でも春に葛城修行、夏に大峯奥駈修行、 数年に一度、全国の修験道場を修行する国峯修行を行なっている。史跡、旧仮皇居・聖護院門跡、きりりとした佇まいが昔とかわらぬ修行の厳しさを物語っている。
なお、拝観は10時開始だが5分遅刻した!お坊さんは丁寧に解説してくれ、時間は約60分だったがこの日は、人数も7名と少なく100分は話してくださった!感謝。。。

<総本山聖護院門跡・拝観の案内> 
住  所:〒606-8324京都市左京区聖護院中町15
           TEL075-771-1880 
           FAX075-752-4088   
予約方法:ハガキに拝観希望日時(第3希望まで)
拝観時間:午前10時~午後2時~2回(約60分)
拝観料金:大人600円 団体(15名以上)、中・高生は500円。
     ● 障害者手帳不可
駐車場:約15台。
交 通:市バス  熊野神社前下車 徒歩約3分
    京阪電鉄 丸太町駅下車 徒歩約10分
    

2 件のコメント:

平安人(2) さんのコメント...

こんばんは~♪
 聖御院門跡はまだ、ブログを始めていなかった時に行きました。
中も拝見しました。その時のお坊さんの丁寧な説明に感心したものです。
多分、何かの催しをされていた時に行ったのだと思います。大勢の方が来られていました。
 写真と丁寧な説明を読ませて頂いて、少しずつ思い出しています。
私は天授庵へお墓参りに行きました。
日差しが暑かった(--〆)

gottuan さんのコメント...

門跡と聞いていってきました。

中は写真撮影は禁止でしたが、宸殿・書院など見どころは沢山ありました。

が、しかし、ボイストレックがあれば好かったのですが2時間も聞いて右の耳から左へと何も残りません!
あぁ~アホは仕方ありません。

それより、御殿荘の料理、一度皆さんでご一緒したいです~ネ!!