2015年7月22日水曜日

芙蓉の花 妙蓮寺

本門法華宗大本山の妙蓮寺は、上京区の堀川寺之内バス停を西へ入った北側にある。山門は文政元年に禁裏から移建し両袖番所付で風格ある建築を感じさせた。
山門の入口の両脇に数本の酔芙蓉の木があり、この時期を迎え美しい花を咲かせていた。
宗祖・日蓮上人より帝都弘通の遺命を受け1294(永仁2)年に創建され、寺号を妙法蓮華寺(柳寺)称したのが始まりと謂われている

境内では今、白色や深紅色や桃色の「芙蓉」の花が見ごろを迎えている。
芙蓉は種類も豊富で一重ピンクや一重白・一重酔芙蓉や八重酔芙蓉・くす玉芙蓉・二重ピンク・一重濃ピンクがある。
芙蓉の花は、朝咲いて夕方には終わる儚い一日花である。
芙蓉はアオイ科フヨウ属で、ムクゲと花が良く似ているが、芙蓉の木は枝を横に伸ばし葉は丸みを帯びた特徴がある。

塔頭・玉龍院前にある重量約1・6t、高さ120cm、直径90cmもある日本唯一の大手水鉢は左京区白川の石から出来ている。
境内は芙蓉の木が多く、妙蓮寺は“芙蓉の花の名所”である。(7/21撮影)

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